【青の祓魔師】漫画25巻のネタバレ後半
ルシフェルの暴挙
憑依体が限界を迎えたルシフェルは、自身の希望の光は潰えたと自壊して地球ごと滅ぼそうとしました。その瞬間にメフィストが現れて時を止め、シェミハザが飛び掛かります。
創造皇(シェミハザ)の結晶の力を借り、生命をよくあるように導くことが創造皇の力だとルシフェルを消滅させたのです。この際、シェミハザはルシフェルの攻撃を足に食らってしまいます。そして、この惨事を招いたのは三賢者の失態だとして、三賢者を辞することを決意しました。
その頃、獅郎は燐たちをメフィストに預けて逃げようとしますが、彼と交わした約束のため逆に燐たちの面倒を見ることになってしまいました。獅郎がメフィストと交わした約束とは、一度でも悪魔に屈した時には何でもお願いを聞くというもの。メフィストは獅郎が燐たちを殺せないのは悪魔に屈したからだと見なし、獅郎は燐たちの面倒を見ざるを得なくなりました。
さらに、メフィストは獅郎を第二百五十一代聖騎士に叙することを決めます。全ては、”獅郎に一生騎士團に忠誠を誓う犬になって欲しい”というメフィストのお願いからでした。
“あの日の真相”
虚無界のサタンの元に、メフィスト、ルシフェル、シェミハザ、アスタロトを始め、眷属(けんぞく)たちが集まっていました。力が戻れば物質(からだ)を探すというサタンに対し、メフィストは完璧な憑依体として燐を育てて用意すると申し出ます。
それに対抗したルシフェルは、信捧者らが十三號セクションの研究を引き継いだ光の王(イルミナティ)で憑依体の研究を続けると言います。これを機に、誰がサタンの物質(からだ)を作れるかを競うことになり、一番最初に用意した者にはサタンが一生味方することを約束しました。
その一方で、獅郎は慣れない子育てに追われ疲弊していき、ついに三角の元を訪れて助けを求めることに。そんな獅郎への支援の輪が広がり、燐たちは修道院で育つのでした。それから時は進み、獅郎がサタンに憑依され、自ら胸を貫いて自害した日の真実が明らかとなります。
- 獅郎はサタンの声が聞こえることが増えていた
- あの日、サタンが”思ったより早く完成しそうだ”と言ったことから、燐の肉体を狙っていると思った
- 覚醒しそうになった燐を連れ帰り助けようとするも、燐との言い争いから心を乱して自我が弱る
- その隙を狙ったサタンに憑依される(サタンの目的は燐の肉体ではなかった)
- サタンの目的は獅郎の肉体に憑依し、燐の自我だけを虚無界に拉致して洗脳しようとしていた
- 物質界(アッシャー)を手に入れるに燐は必要不可欠のため、連れ去ろうとしたサタンから燐を守るべく自害した
過去を全て見届けた燐が、自らを進みたい場所へ導く”神隠しの鍵”を使いやって来たのは……獅郎の元でした。そこにはおにぎりを作る獅郎の姿があり、幼い自分たちが傍で寝ていました。