PR

【青の祓魔師】26巻ネタバレと徹底考察。しえみの正体と目的は!?

青の祓魔師,青エク,キャスト 漫画
© 加藤和恵|SHUEISHA,ALL RIGHTS RESREVED.
作品情報
  • 作品名:青の祓魔師
  • 原作者:加藤和恵
  • 出版社:集英社
  • 掲載誌:ジャンプスクエア

【青の祓魔師】26巻ネタバレ考察。悪魔の子として生まれて罪悪感を背負い生きてきた燐ですが、”神隠しの鍵”を使って獅郎との再会を果たしたことで愛されていた真実を知りました。真実を伝えて雪男と共に生きるべく、燐はイルミナティの施設へ迎えに行くことに。しかし、そこで待ち受けていた雪男にかつての様子は見られず、自分のことを殺すように言い出したのです……!

PR

【青の祓魔師】26巻ネタバレ

しえみの決断

しえみは聖座庁(グリゴリレセデス)に連れられた斉庭(ユニヒ)に着き、奔星(ほんせい)の扉を前にしていました。メフィスト(サマエル)の創造物だという奔星の扉の中は外と時間の流れが異なり、中での1ヶ月は外での1時間ほどに匹敵するよう。

本来なら基本を学ぶだけでも3年はかかる修練を済ますのに、急を要するため奔星の扉での修練が必要だと説明を受けるしえみ。この先は厳しい道となると覚悟を問われたしえみは、みんなの役に立てることを確認し、意を決して中へと入っていきました。

しえみを送り出したエレミア・ウザイは「残るはアーサーですね」と呟き、強い光を灯す必要があると不敵な笑みを浮かべて見せました。

燐と雪男の再会

青の祓魔師,26巻

自身の過去を全て受け入れた燐が向かったのは、イルミナティにいる雪男の元。そこには、自身の左目に金属の棒を突き刺そうとする雪男がいました。

雪男は左目に寄生するサタンを追い出すための最終手段として、肉体に死ぬほどの激痛を与える”ショック療法”を試そうとしているところでした。※雪男はサタンに寄生されており、サタンは宿主を守ることから死のうとしても防がれてしまう。

迎えに来たという燐に雪男は、イルミナティを潰す目的でここにいたことと、イルミナティはサタンの復活に自分を利用しようとしていることを打ち明けます。それゆえに自分が死ねば全て解決すると、魔神(サタン)の落胤(らくいん)の燐なら殺せるはずだと自分を殺すように頼みました。

これにより、力ずくで生きてつれて帰るという燐と、全力で殺させてやるという雪男の史上最大の兄弟喧嘩が始まります。

”俺”を飼い慣らす

青の祓魔師,青エク,26巻

力では悪魔の力を持つ燐が圧倒的に強いものの、頭脳では遥かに雪男には敵いません。2人は互角の勝負を繰り広げますが、次第にワンパターンな燐の攻撃を見切った雪男の攻撃が入ることが増えていきます。

さらに燐は、雪男の持つイルミナティ製のアルムマヘル銃の攻撃によって、体の自由が効かなくなってしまいました。アルムマヘル銃とは、聖水の源アルムマヘルの結晶から揮発する”黒い炎”を弾丸状にして噴出するというもの。

悪魔の血を引く燐にとって聖水は非常に効果的なため、追い込まれた燐では悪魔の力を自制しきれなくなります。ところが、燐は力任せに雪男を殺そうとする度に理性を取り戻すほど、悪魔の力をコントロールできるよう成長していました。

それどころか、雪男に寄生したサタンと雪男を燃やし分けると言って、悪魔の炎を操ってみせました。とはいえ、降魔剣のように実体がない状態での炎のコントロールは非常に難しく困難を極めます。

青の祓魔師,26巻

そんな時、遠目から様子を伺っていた子猫丸が燐に降魔剣を手渡しました。実は、子猫丸は勝呂の父である達磨から降魔剣が因(よすが)になるかもしれないからと、燐に返すべく降魔剣を預かっていました。再び降魔剣を手にし驚くべく成長を見せた燐は、こう言ってのけたのです。

おれおまえを飼い慣らす」

出典:【青の祓魔師】第124話より引用

PR

【青の祓魔師】26巻の考察:しえみの正体について

しえみは次期シェミハザか⁉︎

杜山しえみ

正義感が強く仲間思いのしえみの性格からすれば、”祓魔師(エクソシスト)になる”という仲間との約束を破ってまで受けたこととなると、相当な意味を持つ決断だったはず。しえみは、聖座庁に連れられた斉庭に着いて奔星の扉を前にして修練に入る際には、仲間のためになるのかを確認していることからも、仲間を思っての決断であったことがわかります。

これらのことと、しえみの母が創造王・シェミハザであるということを踏まえれば、しえみが次期・創造王シェミハザとして修練を受けることになったと推測できます。しえみの母が創造王・シェミハザだというのは前巻の25巻の考察に加え、これまでにいくつかのヒントが隠されていました。

  • 三賢者の説明に中年、女性、老人とある(正十字騎士団ガイドより)
  • 三賢者の並び順の中央は、創造王・シェミハザであることが明らかになっている(第69話より)
  • 三賢者の左側は虚無皇・アルムマヘル、右側は氣の王・アザゼルの代理人である老人
  • 創造王・シェミハザの容姿がしえみの母に酷使している(第38話より)

さらに、買い付けだと言って何かと祓魔屋を留守にするしえみの母の行動も、実は創造王・シェミハザを演じるために出かけていたとも考えても不思議ではありません。

しえみの正体

しえみの母が創造王・シェミハザだとすれば、しえみは”悪魔”と”巨人(ネフィリム)”の血を引いている可能性が非常に高いと考えられます。第86話で十三號セクションの調査をしていたライトニングと勝呂が、メフィスト(サマエル)の元に飛ばされた際に聞かされた過去の話の描写にヒントがありました。

  • 100年ほど前の八候王(バール)の会議にて、ルシフェルがキレる
  • 八候王の中でもルシフェルは、受肉する人間の肉体の劣化が早い
  • ルシフェルは劣化による肉体の痛みに耐えられず、全てを平等にすべく地球ごと消し去ろうと考える

それに異論を唱えたのが、目深にフードを被ったお団子頭で着物を着た女性と思しき人物。この人物の発言に対してルシフェルは、「黙れ、混血(ネフィリム)」と罵りました。巨人のことも同じくネフィリムと読みますが、この時ルシフェルが使ったのは混血の方でした。

この人物こそが創造王・シェミハザだと考えられ、その可能性を裏付けるのは前項で考察したしえみの母が創造王・シェミハザであることと、ルシフェルの発言に反対しているためサマエル派閥だということです。創造王・シェミハザは青い夜にて、暴走するルシフェルを自らの足を犠牲にしてまで止めており、サマエル派閥であることがわかりました。

さらにしえみの祖母も足が悪くお団子頭で着物を着ていますが、これらは祖母に限らず杜山家に共通している点でもあり、創造王・シェミハザと酷似しています。そしてこれが正しければ、しえみは悪魔と巨人の血を引いていることになります。

タイトルとURLをコピーしました