アニメ【進撃の巨人 The Final Season】62話・63話ネタバレ。ライナーの苦悩、そして謎の負傷兵は?

「進撃の巨人 The Final Season」出典:www.amazon.co.jp

作品紹介

2020年12月6日(日)から始まった【進撃の巨人 The Final Season】。2021年4月には11年半続いた連載がいよいよ完結すると発表され、クライマックスに向け盛り上がってきました。今回はアニメ62話と63話をご紹介します。
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会
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【進撃の巨人 The Final Season】62話「希望の扉」

ライナーが幼かった日。

母カリナは、ライナーに「父親はマーレ人だからいっしょにはいられない」のだと泣きながら話します。

ライナーたちエルディア人の少年少女は“名誉マーレ人”になるため、巨人の力を受け継ぐべく日々厳しい訓練をおこなっていました。

パラディ島への侵攻作戦が噂され、訓練する7人のうち6人が巨人になれるとリーダー格のジークは言います。

しかし、体力・頭脳・射撃・格闘術、どれをとっても成績ビリのライナーが巨人になれる可能性はない、とポルコはライナーをあざけります。

仲間たちが冷ややかな反応をする中、マルセルは弟ポルコの発言を詫び、ベルトルトはライナーをなぐさめました。

ライナーはパラディ島で悪魔を倒し、英雄になって世界一の自慢の息子になるんだと、家族揃って暮らせる日を夢見ています。

そして、ついに巨人継承者が決まりました。

「女型」はアニ、「鎧」はライナー、「顎(あぎと)」はマルセル、「獣」はジーク、「車力」はピーク、「超大型」はベルトルト。

ポルコだけが選ばれませんでした。

ライナーに食ってかかるポルコをマルセルが止めに入り、「ライナー、すまない」と謝ります。

晴れて“名誉マーレ人”となったライナーは実父をたずねますが、彼はブラウン親子を、エルディア人を憎んでいました。

マーレを出発したライナーは、父なんかいなくても自分は世界を救う英雄になるのだと心に誓います。

壁を破壊する作戦の前夜、マルセルが突然「ライナーが戦士に選ばれるよう印象操作をした」と告白します。

「弟を守りたかった。すまない、ライナー」と、マルセルは何度も謝りライナーは呆然とします。

そのとき、夜明けとともに無垢の巨人が動き出し、襲われそうになったライナーを助けようとマルセルが食われてしまいました。

必死に逃げてひとりになったライナーのもとに追いついたアニとベルトルト。

怒りをあらわにするアニは、人間に戻っているであろう「顎の巨人」を回収して戻ろうと提案します。

しかしライナーは、このまま帰ったら3人とも粛清されるかもしれないと脅し、自分がマルセルの代わりになるからと作戦続行を納得させます。

そしていよいよ作戦決行の日。

ついにエレンたちの住むシガンシナ区にベルトルトの「超大型巨人」が姿を現します。

ライナーは本来自分が選ばれるはずではなかった「鎧の巨人」となり、本当なら自分が食われたであろう日に壁の中へと入っていったのです。

ウォール・ローゼ内に無事潜入したライナー、ベルトルト、ア二。

ライナーはふたりに、そしてマルセルに、“本当の戦士”になると誓います。

それから5年。

訓練兵を経て調査兵団に入ったライナーとベルトルトは、エレンたちと良好な関係を築いていました。

一方、憲兵団に所属したアニは夜な夜な諜報活動で情報を集め、それを持ってマーレに帰ろうと言います。

ライナーはそれを拒み、ウォール・ローゼを破壊して始祖の巨人をあぶり出すつもりだと言います。

そして現在。

ライナーは混乱していました。

かつての自分のように実力のなさを嘆くエレンを励まし、巨人を駆逐することを応援する自分。

自分や母親の名誉と幸せのため、パラディ島の悪魔から「始祖の巨人」を奪還する使命から逃れられない自分。

作戦に失敗しマーレに戻ったライナーは、その深い苦悩に耐えきれず自殺しようとしますが、ファルコやガビたち次の世代の戦士たちのことを考え思いとどまります。

そのファルコは、病院の前を通りかかったとき、以前助け起こした負傷兵のひとりから声をかけられます。

本当は家に帰りたくないから記憶障害のフリをしていると告白する男。

戦士候補生かと聞かれたファルコは、「そうだけどほかにもっと優秀な奴がいるので自分の出番はない」と話します。

「君はいいやつだから長生きしてほしい」と男が言うと、ファルコは「その優秀な奴を死なせたくないが自分は力がないから何もできない」と悲しそうに語りました。

男は、こんな目に遭うなら誰も戦場なんかに行かない、しかしみんな何かに背中を押されて地獄に足をつっこむんだと言います。

そしてこう続けます。

「自分で自分の背中を押した奴の見る地獄は別だ その地獄の先にあるなにかを見ている それは希望かもしれないし さらなる地獄かもしれない それはわからない 進み続けたものにしか…わからない」

出典:【進撃の巨人】24巻第97話より引用

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【進撃の巨人 The Final Season】63話「手から手へ」

ある日の夕暮れ、ファルコはクルーガーと名乗る負傷兵の男から預かった手紙を収容区外のポストに出しに行きます。

中身を検閲されると仮病だとバレてしまうから、とクルーガーは言っていました。

戦士隊隊長のテオ・マガトは、レベリオにやってきたタイバー家の当主ヴィリーに呼ばれ拝謁にやってきました。

そこでマガトは、無邪気にはしゃぎまわる子どもたちのほか、老人や若い女性などタイバー一族10名ほどを紹介されます。

ヴィリーはこの中に「戦鎚の巨人」がいると言いましたが、マガトは誰なのか見当もつきませんと無難に答えました。

レベリオにはへーロス像を見に来たとヴィリーは英雄を称えますが、マガトは中身は空だと皮肉を言います。

マーレの戦争はエルディア人を手駒として消費するだけでマーレ人は戦争を止めないと、マガトは意味ありげにヴィリーを見ながら言いました。

「もしマーレを裏から操る者がいるなら言ってやりたい とうに手遅れだと」

出典:【進撃の巨人】24巻第98話より引用

ヴィリーは笑いながら「この国はタイバー家の権限下にあるが、マーレが軍国主義の道を歩んだのはマーレが選んだことだ」と言うと、ヴィリーは「現在こうなった責任はタイバー家にある。”祭事”では世界にすべてを明かすつもりだ」と、マガトに協力を求めました。

ライナーたちは作戦本部に呼ばれてパラディ島侵攻への意見を求められますが、ライナーは状況を説明するだけにとどまり周囲を失望させます。

その日、ファルコが初めてかけっこでガビに勝ったのでウドたちは大騒ぎ。

当のガビは当然面白くありません。

兄(コルト)が「獣」を継ぐのだからグライス家としてファルコが巨人を継ぐ必要ないのにどうしてか?とガビに問われファルコは「お前のためだよ!」と答えます。

皆ファルコのガビに対する気持ちを知っていますが肝心のガビには全く伝わらず、ガビはひとりで怒っていました。

ガビたちは、祭事準備中の広場へやってきました。

世界中が味方になると期待するガビに対し、ウドは懐疑的です。

外国の収容区でひどい目に遭ってきたウドは、この前まで戦ってきた相手と手を取り合うのはむずかしいと考えていました。

しかし、自己肯定感の強いガビは前向きに捉えているようです。

その現場ではヴィリー・タイバーとマガト隊長が密談しています。

マーレの国は再編が必要なこと、すでにスパイが入り込んでいることなど……。

ヴィリーは、重すぎる操舵輪を握ってしまったこと少し不安を感じているようでした。

その頃、ファルコはガビに勝ったことで前向きになれたとクルーガーに報告します。

一方、クルーガーは手紙のやりとりを手伝ってくれたことに感謝し、祭りが終わったら故郷に帰ると伝えました。

その後、ファルコと入れ違いにやってきたひとりの医師がクルーガーのとなりに座ります。

イェーガーと名乗るその老人は、ファルコの叔父がエルディア復権派の幹部であったこと、その家族も楽園送りにされたこと、兄が獣の巨人の継承者になってようやく一家が安泰になった事を挙げ”おつかい”を頼むのを辞めるよう忠告したのです。

老人はグリシャ・イェーガーの父親でした。

自分の厳しいしつけのせいで子どもたちは収容区を出てみたくなり、結果娘は殺され、息子はエルディア復権派となった後に楽園送りにされていました。

そのことを後悔するあまり、精神を病んだ彼はこの病院の患者となっていたのです。

夜、戦士候補生たちは各国のVIPが集まるパーティで給仕をしていました。

参加者のエルディア人に対する心ない一言に動揺したウドは、東洋人の女性の着物にワインをこぼしてしまいます。

しかしそのヒィズル国の女性は、自分でこぼしたと言ってウドを助けてくれたのです。

パーティ会場ではマーレの外交大使が笑えない冗談で場をしらけさせ、代わってヴィリー・タイバーが挨拶を始めました。

それによると、明日レベリオ収容区でこのエルディア人問題に対するひとつの答えを、自分が初演出する舞台として披露するとのこと。

会場は割れんばかりの拍手と歓声に包まれました。

そして翌日。

さまざまな国の屋台が立ち並び、戦士候補生たちは初めての祭りに大はしゃぎです。

彼らはライナーのお金でめずらしい食べ物を堪能し、散財しながらもライナーは目を細めて楽しそうなガビたちを見つめます。

満腹で動けないガビはライナーに引きずられながら、「なにかが変わりそうな気がする」と目を輝かせていました。

祭事がはじまる前、ファルコがライナーを呼びにきました。

行けばわかると連れて行かれた地下室で待っていたのは、ここにいるはずのない男エレン・イェーガーでした。

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【進撃の巨人 The Final Season】OP&ED紹介

オープニングテーマ:「僕の戦争」神聖かまってちゃん

神聖かまってちゃんの【僕の戦争】はここから試聴できます。

前シーズンまで【進撃の巨人】のオープニングテーマといえばほぼ「Linked Horizon」でした。

(4代目のみ、「X JAPAN」のYOSHIKIと「L’Arc~en~Ciel」のHYDEがタッグを組んだ「Red Swan」でした)

調査兵団の勇ましさをタイトル・歌詞で表し、自然と士気が上がるような曲調のものが多かったのです。

この【進撃の巨人 The Final Season】では舞台がマーレに移り、“パラディ島VSその他の世界”といった様相を呈してきたのでガラッとテイストが変わりました。

以前エンディングテーマを担当したことのある「神聖かまってちゃん」の曲が起用されたのです。

すべて英語の歌詞なのですが、「これは僕の最後の戦争だ」「崩壊と再生」「本当の敵はおまえだ」など、まるでエレンの気持ちを代弁するかのような内容です。

連呼される「war」という単語や、不安を煽るピアノの旋律など、避けられない戦争の悲惨さを予感させる曲になっています。

映像面でも、モノクロの人物や風景にカラフルな爆破の煙などが重なり、色のついた部分の破壊力が強調されているような感じがします。

そして終盤に振ってくる雨のような液体が、巨人化に必要な脊髄液のような気がしてなりません。

エンディングテーマ:「衝撃」安藤裕子

今回のエンディング曲は、役者としてそのキャリアをスタートさせた後、2003年にシンガーソングライターとしてデビューした安藤裕子の書きおろし楽曲。

「一秒前の瞬き 取り残された世界」

「呑まれて踏まれた仲間の声 終わりにできない理由が 僕らの背中を突き立てる」

「漂う海 これはあなたが始めた物語だから」

「僕がここに居たという証も 骨はどうせ砂と化して消えるのに」

などなど、その歌詞はまさに【進撃の巨人】の世界そのものです。

たゆたうように不安定なそのメロディが一層物悲しさを煽ります。
*「たゆたうように」は、ゆらゆら揺れ動く様

映像に出てくるのはエレンではなくファルコ、ガビ、ライナーです。

特にファルコは中心的に扱われ、作品の象徴のような羽ばたく鳥に向かって手をのばしています。

途中で現れる光の大樹のようなイメージは、巨人の変身するときの雷光、そして巨人の骨、さらには遠い過去から未来へと続く血筋・DNAを表しているようです。

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【進撃の巨人 The Final Season】62話&63話感想まとめ

62話は、ライナーの過去話をからめた現在の立ち位置の話でした。

パラディ島で訓練兵、そして調査兵団の一員として兄貴的存在だったライナー。

それは、ライナーが必死に作り上げた虚像でした。

不注意からマルセルというリーダーを失ってしまい、このままマーレに戻ったら今までの努力は水の泡。

すべては保身と自らの願望のために始まったのです。

前シーズンまでのライナーは憎き「鎧の巨人」でしたが、ここまでくると本当にかわいそう。

ライナーは悪くないのです。

それどころかこの話、そもそも誰も悪くないところが苦しいんです。

もちろん他人を思いやれない小者の悪者はたくさん出てきますが、じゃあどうすれば皆が幸せになるのか?と考えても答えがでません。

エレンとライナーを見ているとそう思い知らされます。

63話では触れておきたい出会いがひとつありました。

クルーガーを名乗るエレン・イェーガーと、その父であるグリシャの父、つまりエレンの祖父であるイェーガー医師です。

少し前には元気にジークを迎えていたような描写もありましたが、子どもたちを失った過去に心を蝕まれてしまっていました。

となりにいるのはあなたの孫なんですよ!と教えたい思いでした。

そしてついに、ラストでエレンとライナーが4年ぶりに対面。

一方で、人のいいファルコがエレンにだまされていたことは不憫に感じます。

次回はいよいよ事態が大きく動き始めることになります。

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