【はたらく細胞】あらすじと徹底解説。体内細胞を擬人化、すべての細胞の仕事がコミカルに分かる!

出典:www.amazon.co.jp

記事内画像:公式サイト

【はたらく細胞】は、人体に約37兆2000億個あると言われている細胞を擬人化し、人間の体の中で行われる仕事をドラマチックに描いた作品です。

今までにないキャラクターの着眼点と、あまりにも大げさでシリアスに表現されたりと、子供にも分かりやすい表現で人気を博しています。

体を守るため、細胞たちは体内でどのような働きをしているのか。

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【はたらく細胞】の作品情報

作者

清水茜

掲載誌

月刊シリウス

出版社

講談社

 アニメ公式サイト

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【はたらく細胞】のあらすじ

『「はたらく細胞!!」最強の敵、再び。体の中は“腸”大騒ぎ!』本予告

体の中にある細胞は、赤ちゃんの選別から始まり幼稚園で教育を受け、それぞれの細胞になっていく過程を擬人化して表現しています。

この作品は、それぞれの細胞になってからの仕事が主な物語の内容です。

主役はおっちょこちょいの赤血球ですが、白血球と書かれた帽子を被る好中球も度々登場します。

キラーT細胞・ナイーブT細胞・マクロファージ・好酸球も全て白血球の一種ですが、物語では好中球にスポットを当てています。

好中球は主人公に「白血球さん」と呼ばれ慕われています。

赤血球は二酸化炭素や食料を届ける仕事をしていますが、おっちょこちょいなので、よく道に迷って敵に遭遇してしまったところを白血球に助けられたりするのがお約束。

インフルエンザやスギ花粉、アレルギーや食中毒など、普段から人間におこる様々な症状が分かりやすくかつドラマティックに表現されています。

体内に敵が侵入してくると、まずマクロファージなどが樹状細胞を通して司令塔のヘルパーT細胞に報告。

報告を受けたヘルパーT細胞は、体内のキラーT細胞やB細胞などに出動要請し敵を倒していきます。

戦闘シーンは血塗れで、本格バトルのようです。

他にもクシャミがミサイルだったり、鼻の粘膜が町だったり、胃で作られる食事はベルトコンベアーでの流れ作業だったりと、機械的な表現もあります。

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【はたらく細胞】主なキャラクター/声優

赤血球 AE3803/花澤香菜

赤いショートヘアで黒のTシャツに赤いジャケット短パン姿に赤い帽子を被る元気で明るい女の子。

とてもおっちょこちょいの為、よく道に迷ったり転んだりします。

赤血球はヘモグロビンを多く含むため色は赤く、血液循環によって酸素と二酸化炭素を体中に運搬する仕事をしています。

白血球(好中球)U1146/前野智昭

全身白色で白血球と書かれた帽子を被っています。

レセプターというレーダーが細菌などを探知すると、頭に〇印のついた札で教えてくれます。

優しくクールでいつもパトロールや敵の前に真っ先に駆け付けます。

外から体に侵入した細菌やウイルス等の異物の排除が主な仕事。

好中球は血液中の白血球の半数以上を占めています。

マイクロファージ/井上喜久子

髪は主に薄い茶色で後ろに3つ編みをして束ねています。

白いエプロンドレスの姿で優しくおっとりしたような雰囲気ですが、大きな刃物で敵を撃退する姿は凄まじい。

白血球の一種。

細菌が侵入すると捕らえてやっつけ、抗原や免疫情報を取り出します。

また、死んだ細胞や細菌などを片付ける掃除屋さんでもあります。

キラーT細胞:班長/小野大輔

金色の短髪で黒いアメリカン警察のような姿帽子にKILLの文字が書かれています。

よく怒鳴るし、言い方もきついのですが強く頼りになる存在。

細胞障害性T細胞のこと。

ヘルパーT細胞の命令で出動し、移植細胞・ウイルス感染細胞・がん細胞などの異物を認識して破壊する殺し屋

血液中にある白血球の20~40%を占める、免疫を担当するリンパ球の一種。

ヘルパーT細胞/櫻井孝宏

階級章のようなのが入ったシャツを着ていて、メガネをかけています。

子供の頃から真面目で頭が良い。

同期でルームメイトだったキラーT細胞とよくケンカをするものの、仲が良いです。

外からの敵侵入の知らせを受けると、その情報をもとに侵入してきた敵に的確に攻撃できるよう戦略を指示する司令官。

B細胞/千葉翔也

抗体産生細胞。

青い作業服をきて広範囲に液を噴射できるキャンノン砲のような武器で戦います。

元気いっぱいでな男の子。

細菌やウイルスなどの抗原に対して、IgE抗体を噴射する武器を作って戦うリンパ球の一種。

IgE抗体はアレルゲンに対抗するため、ヘルパーT細胞の命令によりB細胞が作り出す抗体の事。

血小板:リーダー格/長縄まりあ

Tシャツ短パンで帽子に血小板と書いてあり、小さい子供のような姿で団体行動をしています。

血液壁が損傷した時に集まり、その傷口を塞ぐために作業しています。

血液成分の一種。

一般的な細胞に比べて小さいです。

好塩基球/杉田智和

青い帽子の上に緑色のジャケットのフードを被せ、鼻から下は黒い布で覆っているため目しか見えません。(まるで忍者のよう)

言葉は中二病のような表現で、いつも静かにたたずんでいます。

白血球の一種。

全白血球の1%未満と言われ、好塩基球が特定の抗原に会うとヒスタミンなどが放出し、アレルギー反応を引き起こすとされています。

好中球と好酸球を問題部位に引き寄せる物質を作ります。

好塩基球にも免疫にかかわる機能があると考えられていますが、まだ十分に解明されていない未知なる部分があるようです。

他にも小山力也さんや石原彰さん、早見沙織さんなど人気の声優がたくさん出演していています。

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【はたらく細胞】解説(ネタバレあり)

ドラマティックに描かれる症状

すり傷(擦過傷)

擦過傷がおこると体内では道路陥没。

ビル崩壊で穴に落ちそうになる赤血球を、白血球(好中球)が助けるというシーンで表現しています。

「落ちたら最後2度とこちらの世界にはもどれない」というシリアスなセリフで、モンスター化した細菌たちの襲来にナイフを片手に血まみれで戦う白血球。

細菌たちに襲われ赤血球が静脈弁で追いつめられると、一斉に白血球たちが助けに現れます。

集団の可愛い血小板たちが登場し「はぐれないように勝手な行動はしないこと、他の子と喧嘩しないこと、GP1bとかを使って飛ばされないようにすること」と言いながら、凝固因子片手に崩落したビルの下へ降りて行き、フィブリン(網目の血液の凝固に関わるたんぱく質)を凝固因子で固め、傷口をふさぎます。

これ以上の侵入を防ぐ為、残った細菌を倒して体を守りました。

インフルエンザ

ナイーブT細胞が見回りしていると、B型インフルエンザに寄生された細胞に遭遇。

追いかけられて逃げまどっているところに白血球(好中球)が登場しナイフで応戦。

白血球がナイーブT細胞に援護をお願いするも、怯えるばかりで役に立ちません。

そこにマイクロファージがやって来て、大きな刃物で一刀両断。

あたりは血の海になります。

マクロファージはぐちゃぐちゃの細胞を手に、抗原情報を樹状細胞を通してヘルパーT細胞へ報告を上げます。

ヘルパーT細胞からキラー細胞に出動命令が出ました。

ナイーブT細胞は一体も倒していないため、キラー細胞に怒られると嘆きます。

キラーT細胞が戦っている最中にメモリーT細胞が現れ、ウィルスの思い出と書かれたノートを見て情報を与えます。

ナイーブT細胞も戦おうとするも怖くて逃げだしてしまいました。

途中で出会った樹状細胞はナイーブT細胞にアルバムを見せ、かつては同じキラーT細胞もナイーブ細胞だったと励まします。

すると、ナイーブT細胞の体は光輝き活性化しました。

どんどんと増殖するウイルスに追いつめられたその時、ムキムキになったエフェクターT細胞(ナイーブT細胞が活性化してなる細胞)が壁をぶち破って大量に表れます。

そしてB細胞も現れ一網打尽。

体内で食料を作っていたベルトコンベアーを停めて食欲減退させ、そのエネルギーを病気の消費にまわし、発汗として体外へ水分を吹き出してから1週間後。

戦いが終わった戦場跡の荒野では、キラーT細胞とエフェクターT細胞が握手を交わます。

しかし、今度はそこにA型インフルエンザが登場し、戦い終えたばかりなのに再び戦いに……。

食中毒

穏やかに元気に働く細胞たちの前に現れたウイルスと戦う好酸球。

まったく歯が立たず白血球(好中球)に助けられます。

武器は大きいも弱いため、周りが「弱いのに白血球なのか」などコソコソと陰口を叩かれてしまいます。

胃の方から叫び声が聞こえると同時に地震が起こり、ヒスタミン等が雨のように降りそそいできました。

その中、傘をさして立っている好塩基球が、白血球(好中球)と好酸球に「愛を知らぬ生物の暴挙により我らの楽園は制御の叶わぬ修羅の国と化した 諸君らの手を借りるほかこの悲劇を終わらせるすべはない」と渋い声で話しかけます。

そこに、壁をぶち破って腸炎ビブリオが襲ってきます。

ヘルパーT指令より「すみやかに退避して下さい」と呼びかけがあり、白血球(好中球)と好酸球が戦いました。

食べられる白血球、また好塩基球が「犠牲の礎となった世界の汚れを封印するには今こそ血のレクイエムを響かせる時」と言いながら登場。

腸炎ビブリオの口をぶち破って、血塗れで這い出して来る白血球。

血に染まり疲れ果てる白血球に「自分が弱いせいで申し訳ない」と好酸球が謝ります。

戦いが終わったと思われた中、今度はアニサキスが腸壁を食い破って突入してきました。

嘔吐反応とコンピューターが制御不能になり、機械的に表現された通路から液が噴射。

好酸球はアニサキスの前に立ちはだかり、周りに止められるのも聞かず突撃しました。

アニサキスを退治すると好塩基球が「悪の根源は冥界の深淵へと誘われた」とまた渋く呟きます。

周りから絶賛と拍手のあらしに包まれる好酸球の姿がありました。

スギ花粉アレルギー

隕石の様に落下してくるスギ花粉。

花粉が落下すると、マイクロファージよりスギ花粉アレルゲンの情報報告がされます。

眼球粘膜付近へスギ花粉の侵入の為、気を付けるように警報が鳴らされる中、迷っていた赤血球がスギ花粉アレルゲンに襲われてしまいます。

するといつものように白血球が登場し倒してくれました。

しかしそこに、記憶細胞が慌ててやってきて代々伝えられた言伝え通りだと叫びます。

「宇宙より災い飛来せし時、山は怒り大地はあらぶり海は蠢く」と真剣に語りだしました。

大量のスギ花粉アレルゲンが暴れまくる中「世界の終りのはじまりだ」と記憶細胞が絶望。

ヘルパーT細胞からB細胞に出動要請。

B細胞によりIgEの噴射がされると、記憶細胞が「聖なる霧が地上を包む、されどそれが地獄への扉を開くのだ」と言い怯えています。

B細胞により倒されたかにみえるスギ花粉アレルゲン。

そこに、記憶細胞が「霧は暗雲となり大雨を呼んで全てを押し流す」と、言伝えのノートを読みます。

マスト細胞はIgEの量が多いのに疑問を感じるも、「IgEの量に合わせてヒスタミンを出す」とマニュアルに書いてある為、ヒスタミンを大量放出。

ヒスタミンが大洪水のように流れてきます。

スギ花粉アレルゲンが次々と入って来るため、マスト細胞がヒスタミンを大量に流し込み続けた結果、細胞たちをも押し流し、洪水によって機器類が大爆発してしまい緊急用免疫(ヒスタミンによるアレルギー反応)システムが発動。

くしゃみミサイルが連発され、鼻の粘膜の膨張による地殻変動(はなづまり)涙の大洪水が発生し、あたりは大惨事になってします。

責任のなすり合いから大ゲンカになるB細胞とマスト細胞。

白血球が「それぞれの仕事をしただけなのに」とシリアスに語っているところで、赤血球が転がしながら運んできた大きな黒い塊につぶされてしまいます。

「薬用」と張られている黒い塊が割れると、中からロボットが出てきました。

ミサイルや銃を撃ちまくり排除し始めるロボット。

記憶細胞が「世界に異変が起きた」と、どこからともなく現れます。

「このタイプは騒動に関わったものを一掃する、あいつの名はステロイドだ」と叫びました。

ステロイドの攻撃により辺りは一掃され、建物等も全て崩壊され、またもや廃墟と化すもこれで解決です。

敵で出来る細菌たちの姿と特徴(傷口などから入って来る雑菌類)

黄色ブドウ球菌

黄色い体にブドウのような球体をモチーフにした姿をしています。皮膚や毛穴等に常在する細菌で毒性が高く、傷口から体内に入った時、表皮の感染症や食中毒、肺炎、髄膜炎、敗血症などを引き起こすことがあります。

化膿レンサ球菌

凶悪そうな顔に刺々しいピンク色の姿で頭からは爪付きの触手のようなサソリの尻尾みたいなのが付いている。とても強そうな見た目。咽頭、消火器、皮膚などに生息する、ごくありふれた常在菌の一種だが多様な疾患の原因となることがあります。

緑膿菌一つ目に大きな口の芋虫みたいな姿、自然環境中に存在していて代表的な常在菌の一種。緑膿菌感染症の原因となります。

敵で出来る細菌たちの姿と特徴2(食中毒などの菌)

腸炎ビブリオ

もふもふした大きな白い姿で、目が六角形の集まったハチの巣の様に表現されています。

おもに海水中にの細菌で汚染された魚介類を食べると、激しい腹痛などを伴う感染型の腸炎ビブリオ食中毒を発症させることがあります。

アニサキス

とても大きな歯の鋭いうつぼのような姿。

アニサキスが寄生した魚介類を人間が生のまま食べると、まれに胃や腸壁から入られて、激しい腹痛や嘔吐を伴う食中毒(アニサキス症)を発症させます。

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【はたらく細胞】の感想

とにかく驚くほどドラマチックで大げさで笑えます。

そして、声優陣による主題歌「ミッション! 健・康・第・イチ」も耳に残りました。

体の中がシステマチックにひとつの街として表現されていて、機械化されているものが多いものの赤血球は歩いて荷物を運びます。

白血球たちはナイフ等で血まみれになりながら戦うなど、アナログなところに人間味が感じられるなど、感情移入できる作品です。

最終話では、大量出血という普段にはあまりない大怪我のため、普通のクシャミひとつでも大げさな表現がさらに激しく、まるで映画のようでした。

出血により体からいなくなっていく大量の赤血球たち、主人公の赤血球が一般細胞たちに酸素を行き渡らすシーンでは、血小板に心配されながらも崖っぷちを進んだり、大量出血により体温が下がるため、雪山で遭難し泣きながら死にかけたりととにかく表現の仕方が愉快です。

また、輸血により他人の体から来た赤血球が訛っていたり、服装のデザインが少し違ったりと細かくて笑えます。

そして最大の敵、がん細胞の親玉(CV石田彰)との戦い。

がん細胞がなぜ出来るのかなどの話は、切なくて感動すらしてしまうほど引き込まれます。

がん細胞の親玉が、好中球とキラー細胞とNK細胞(CV行成とあ)と戦うシーンは、完全にバトルアニメのようで激しかったです。

がん細胞の親玉が、「今回は負けた」と再来を宣言するシーンがありますが、これは劇場版へと続きます。

新たな声優陣の吉田有里さん、高橋李依さん等を迎え、特別上映版「【はたらく細胞!!】最強の敵、再び。体の中は“腸”大騒ぎ!」が2020年9月に予定。

そして2021年1月からは待望のTVアニメ第2期が放送予定です。

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