【約束のネバーランド】アニメ2期/第9話ネタバレと考察。単身で鬼の集落への襲撃を行なうノーマンでしたが、トドメを刺そうとしたその時に現れたのはエマとレイでした。
ノーマンはエマの言葉に涙を流し、ついに本心を語り出します。また、”ラムダ計画”の全貌も明らかとなるのでした。
【約束のネバーランド】アニメ2期/第9話あらすじ
鬼の集落へ単身で襲撃に向かったノーマンの元に、エマとレイがムジカとソンジュを連れて現れました。
そんなことをしてももう手遅れだと告げるノーマンに対し、エマは鬼を絶滅させたいというのは本心ではないはずだと食い下がりません。
それどころか、エマはノーマンが全て1人で抱え込み、本当は怯えていることまでも見抜いていました。
強情だったノーマンは、エマとレイから「強がらなくていい、一緒に大人になろう」と言われ、大粒の涙をこぼして膝から崩れ落ちました。
しかし、「エマたちと生きたい」と本音をこぼしたものの、ラムダの投薬の影響で長くは生きられずそれも叶わないと言ったのです。
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バーバラは、ノーマンの作戦を実行すべく鬼と対峙するも、命乞いをする子供の鬼を前に気持ちが揺らぎ殺すことができません。
見かねたザジがトドメを刺そうとしたところで、ノーマンがエマを連れて現れます。
ノーマンはザジを静止すると、作戦の中止と自分の胸の内を明かしました。
本当の目的は鬼への復讐ではなく家族を救うことであり、時間がないことから選びたくない道を間違って選んでしまった……と。
そして、自分も例外ではなくΛ(ラムダ)7214で実験体だったこと、発作もレベル4まで進んでいると打ち明けます。
ノーマンが起こした行動の全ては、限られた時間の中で世界を変えなければと考えてのことだったのです。
そんなノーマンの本心を知ったバーバラたちは、鬼への復讐よりもボスの方が大事だと理解を示しました。
しかし、ヴィンセントだけはノーマンの考えに納得がいっていない様子でした。
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ピーター・ラートリーは鬼の上層部らとグランマ・イザベラとの話し合いにて、ラムダ計画を指導することを宣言。
しかし、鬼の上層部は農園を脱獄したノーマンとエマたちのことが気がかりな様子。
それに対しては、すでに手を打ってあるとイザベラが説明を始めます。
実はすでに無線機がエマたちの手に渡っていることに気付いていたイザベラは、彼女らがハウスの定時連絡を傍受していることを見込んで、”フィルたちの出荷”の情報を流していたのです。
これにより、エマたちは必ず全員でグレイス=フィールドに戻ってくるとイザベラは不敵な笑みを浮かべました。
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邪血の神殿へ戻ってきたエマたちは、トーマとラニオンからハウスの定時連絡で”フィルたちの出荷が決まった”と情報が入ったと聞かされます。
ノーマンからラムダ計画が始動したとの説明を受け、一同は焦りの色を見せましたが、エマだけはどんな状況でも助けに行くと言って聞きません。
するとそこへ、ムジカたちと共にヴィルクも現れ「15年前に人間から食用児のためにと託されたもの」だとして、エマに小さなパーツを手渡します。
それは、ミネルヴァのペンに取り付けることのできるパーツの一部でした。
【約束のネバーランド】アニメ2期/第9話の解説と感想
ラムダ計画の全貌が明らかに
アニメ2期の第9話では、原作漫画とストーリーはだいぶ異なるものの、大まかなストーリーは原作漫画18巻第153話から18巻第161話までが描かれました。
ただし、女王レグラヴァリマの登場シーンは描かれず、エマたちはこのままラムダ計画を止めるべくグレイス=フィールドを目指すことに。
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これまで謎に包まれてきたラムダ計画でしたが、ついにその全貌が明らかとなりました。
- これまでの農園を全てラムダ型農園に移行
- 投薬によって強制的に脳を発達させた良質な食用児を量産
- 実りを気にすることなく、確実に最高級の食用児を手に入れることができる
前回の第8話で考察した通り、やはりラムダ計画とは高知能の脳を量産することが目的でした。
鬼は高知能の脳を食べることでその人間の能力を引き継ぐことができ、鬼としてのレベルアップが可能になるうえ、農園を管理する側の人間の負担も軽くなるので互いに利益を上げることができるでしょう。
15年前にペンのパーツを残した人物とは⁉︎
邪血の神殿に戻ったエマは、ヴィルクからミネルヴァのペンのパーツを手渡されました。
ヴィルクは、15年前に とある人間から食用児の未来のためにと託されたと説明しましたが、その人物の顔は映っていないので誰かなのかは特定できません。
そもそもこのペンのパーツに関しては、原作漫画ではゴールディポンド編でミネルヴァが用意していました。
しかし、アニメではゴールディポンド編は描かれていないので、原作漫画とは異なる形で登場しました。
そこで気になるのが、15年前にそのパーツを持っていた人間は誰なのか。
これには2つのパターンが考えれれます。
- ミネルヴァ(ジェームズ・ラートリー)
- グローリー=ベルの子供たちの誰か
1つ目のパターンは、原作漫画通りミネルヴァ(ジェームズ・ラートリー)が用意していたというもの。
これは弟ピーターの発言からミネルヴァはすでに門番ではないことが判明していますし、彼が追われる身であることからもすでに亡くなっていても不思議ではありません。
2つ目のパターンは、グローリー=ベルの子供たちの誰かが先に入手していたというもの。
グローリー=ベルの子供たちは今のところアニメには登場していませんが、ミネルヴァのシェルターには壁に名前が残されていたりと、彼らが存在していた痕跡は見られました。
そのうえで、あのシェルターが長年使われていなかった様子からすると、グローリー=ベルの子供たちが15年前に入手していたとしても納得がいきます。
いずれしても、一体何故15年も前にΛ(ラムダ)7214での投薬に対する治療薬がわかっていたのかについては謎が残ります。