【BORUTO-ボルト–NARUTO NEXT GENERATIONS-】漫画15巻ネタバレ解説と考察。カワキはボルトの楔を消す方法として”ボルト用の器”を用意することを提案します。
しかし、その器に適任なのはコードという男で、ジゲンをも凌ぐ力を持っているとのことでした。その一方、コードは改造人間エイダの元を訪れ、彼女の持つ”人の心を奪う能力”と”千里眼”を利用しようと企んでいて……⁉︎
【BORUTO-ボルト–NARUTO NEXT GENERATIONS-】漫画15巻あらすじ
ボルトたちは、大筒木イッシキとの戦いを終え、無事に木ノ葉の里へと戻って来ました。
里では”大筒木”を倒した英雄として扱われるボルトでしたが、実際には四六時中監視される生活を余儀なくされていました。
ボルトの楔(カーマ)や暴走のことは住民の不安を煽ることから秘密にされているうえ、危険だとの理由から任務にさえ出られない状況を送っていたのです。
そんな中、ボルトはカワキから楔を取り除く方法について聞かされます。
それは、”ボルト用の器”を用意すること。
そして、それにうってつけの人物が殻に1人だけいるとのことでした。
その人物の名は”コード”と言い、カワキ以外に唯一ジゲンの洗礼を生き抜いた男。
コードは器としての適正こそなかったものの楔には適合していることから、ボルトの器としても利用できるはずだと考えたのです。
しかし、コードの”白き楔”は純粋な力として体に宿ったことから驚異的な力を得ており、大きすぎる力を抑えるべくリミッターを設けられているほどでした。
とても自分たちには敵う相手ではないというカワキに対し、ボルトは強くなるしかないとカワキを修行に誘います。
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大筒木の意志を継いだコードはボロの教団施設を訪れ、改造人間”エイダ”に会いに来ました。
エイダは”心を奪う能力”と”千里眼”を持っていることから、コードはその能力を利用して自身のリミッターの解除を目論んでいました。
早速コードはエイダに目的を話し、互いに協力することを約束します。
コードは新たな大筒木としてボルトを生贄にして神樹を生やすことを、エイダは大筒木になりつつあるカワキとの普通の恋愛をすることを目的とするのでした。
こうして強力な助っ人を手にしたコードでしたが、大筒木であるボルトとカワキにはエイダの能力が通用しないため、不測の事態が起こることを懸念していました。
すると、エイダはもう1人の騎士(ナイト)として、実の弟”デイモン”の存在を明かします。
彼を利用するのはあまり気が進まないというエイダに紹介されたデイモンは、幼い見た目をした少年でしたが、実は恐ろしい能力の持ち主で……⁉︎
【BORUTO-ボルト–NARUTO NEXT GENERATIONS-】漫画15巻の解説と考察
殻の内陣(インナー)の唯一の生存者”コード”とは
コードはカワキ以外で唯一ジゲンの洗礼を生き抜いた男であり、器としての適性こそなかったものの楔には適合した唯一無二の存在です。
コードの楔は”白き楔”と呼ばれ、楔の武器としての側面のみが体に宿っています。
コードの能力”爪痕”は、その場に記された帯状の爪痕から爪痕へと自由に行き来できるというもの。
基本的に爪痕はコード自身が行き来するものですが、1人ずつであれば他者を引っ張り込むことも可能です。
そんなコードの戦闘能力はジゲンをも上回るほど驚異的であり、それ故に力を制御するためのリミッターが設けられています。
これまでにもジゲンを上回る能力を持つ改造人間はいたものの全て処分されており、コードだけは大筒木への強い信仰心から処分を免れました。
その強い忠誠心から新たな大筒木となり、大筒木の意思を受け継ぐこととなりました。
コードの力のリミッターを解除するには、アマドの眼による虹彩認証と、声紋によるコマンドワード入力が必要です。
コードはボルトの器となれるのか
今もなお大筒木化が進むボルトですが、それを止めるには早急に大筒木との繋がりである”楔(カーマ)”を消す必要があります。
そこでカワキが思いついたのがボルト用の器を用意することであり、コードならば楔に適合しているためボルトの器に最適だと考えました。
確かにコードは楔には適合しましたが、イッシキの器としての適性はないためボルトの器として機能するのかについては疑問が残ります。
いくらボルトの大筒木化が進み、彼ら特有の技や術が使える可能性があるとは言え、そもそもその方法を知らないことにはどうしようもありません。
仮に器への転生方法がわかったところで、コードが器として機能するのかはわからず、ボルトの器への転生は一か八かの賭けとなりそうです。
改造人間”エイダ”と”デイモン”
ボロの教団施設にて、厳重に保管されていた改造人間のエイダとデイモン。
エイダは、“人の心を奪う能力”と“千里眼”を持っています。
- 人の心を奪う能力では、血を分けた肉親と大筒木以外の心を奪うことが可能
- 千里眼では、自身が生まれてから現在までの様子が見られる
デイモンは、“相手の能力を反射する力”を持っています。
- 相手の能力を反射する力では、相手が殺す場面をイメージしただけでその結果を即座に反射することが可能
- 相手の殺意が強ければ強いほど、更に強力に反応する
エイダとデイモンは肉親であり、エイダの弟がデイモンです。
エイダはアマドに改造された人間であることから、恐らくデイモンも同じくアマドに改造された人間でしょう。
アマドが何故彼女らを作ったのかはわかりませんが、エイダとデイモンの能力が合わさると隙がないのは明白であり、大筒木たちの武器として作っていた可能性が高いと考えられます。
事実、エイダの人の心を奪う能力は大筒木に対しては効かない仕様になっており、大筒木に反することができないようになっています。
エイダにこの仕様がある限りは大筒木になりつつあるボルトとカワキが心を奪われることはありませんが、コードとデイモンまでもが共に行動するとなれば、ボルトたちにとってかつてない脅威となることは間違いないでしょう。
【BORUTO-ボルト–NARUTO NEXT GENERATIONS-】次巻(16巻)の発売日は?
現在発売されているVジャンプに連載されているのは第62話。
【BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-】の単行本は、いつも4話ずつ収録されているので、恐らく次巻は第60話~第63話までかと思われます。
そしてその次巻(16巻)の発売日は、2022年1月4日です。
最新話(第62話)までのネタバレ
ナルトの家で暮らすカワキは自分がよそ者である感覚が拭えず、未だ自らの居場所を見出せないでいました。
しかし、ボルトから額当てを受け取ったことでカワキの心境に変化が訪れます。
ボルトは忍者としての修行を始めたカワキが仲間であることを形で示すべく、自らの額当てをカワキに渡したのでした。
カワキは忍者の証である額当てを貰うことはできないと遠慮しましたが、正式に忍者となって自分の額当てを貰うまではボルトの額当てを借りるという形で落ち着きます。
さらにナルトからも家族同然だと思っていることを聞かされ、やっとカワキは木ノ葉の里に居場所を見つけました。
こうしてカワキの中で居場所を作ってくれたナルトと木ノ葉の里を守りたい気持ちが強くなっていき、自分に出来ることがないかと考えます。
するとカワキは1つだけ自分にできることがあることを思い出し、監視の目を掻い潜り家を飛び出しました。
カワキの向かった先にはコードが現れ、一方的に攻撃を受けるも決して手を出すことはありませんでした。
そしてカワキはコードに対し、自らの命と引き換えに木ノ葉の里から手を引くよう頼んだのでした。