【ZONE-00】は、2020年5月現在ウェブコミック配信サイト「コミックNewtype」で連載中の九条キヨ原作による漫画。
人間と魔物の壮絶な戦いを描いた作品で、個性豊かなキャラクターも多く、人、魔物、動物に変身したり機械人形なども登場するファンタジーです。
今回は、その中の機械人形の『斬輪具人形(きりんぐどーる)』についてまとめました。
【ZONE-00】あらすじ
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魔物と人間は長い争いを経たのち、「和解」という形で、現在も平成を保っていました。
しかし魔都、東京では『ZONE-00』という謎の薬物により魔物が増えつつあったのです。
それを退治するために凶払い(エクソシスト)一族の当主・志萬安吾が上京しました。
そして、転校先で出会った鬼を宿した少年・九浄三郎と出会い、志萬と一緒に転校してきた使い魔をつれた西の魔女・沖野真夜子、東の魔女・白百合姫もともに行動します。
彼らの出会いにより、500年の時を越えた戦争に巻き込まれていくのです。
【ZONE-00】に登場する斬輪具人形(きりんぐどーる)とは?
本品冒頭から志萬安吾と一緒に、魔物を退治している過激な姿のセクシーなシスターの花房と、髪をひとつに結った執事の様な姿の体格がいいサムライ写楽がいます。
この花房と写楽、実は人間らしく見えますが機械人形なのです。
この機械人形は「斬輪具人形(きりんぐどーる)」と呼ばれ、別名「フランケンシュタインの怪物」とも呼ばれています。
志萬家の命により、ドイツのフランケンシュタイン家が造り上げた機械人形たちで、基本的には主人と創主の命令には絶対忠実なメイドや執事のような存在です。
また、全てフランケンシュタイン家関係者の遺骸ですが、科学技術により自己修復機能や戦術判断・瞬発力・筋力などを高めており魔物との戦闘にも適しています。
中でも、戦闘用に特化した斬輪具人形はSMR型(サムライがた)と呼ばれ、現時点では5体の斬輪具ドールが存在しています。
5体の斬輪具人形たちについて
写楽
つづいては、人間のようで人間でない5体の斬輪具ドールについてお話しします。
志萬家に仕える執事ロボット「斬輪具人形SMR型写楽(しゃらく)」という、斬輪具人形です。
花房とともに志萬の補佐にあたることが多く、ロボットながら仁義に厚く、安吾に対してはわが子のように過保護な対応をします。
花房
志萬家に仕えるメイドロボット「斬輪具人形DMQ型花房(はなぶさ)」というDMQ型(ドミニク型)の斬輪具人形です。
写楽とともに安吾の補佐に当たっています。
写楽より古くから志萬家に仕えており、普段は少々セクシーなメイド服を着用しています。
戦闘時は、過激で露出度の高いシスター服を着用。
花房は厳格でロボットらしく感傷を不要としていますが、安吾の身を案ずる様子なども多々見られます。
遮那王
「斬輪具人形SMR型遮那王(しゃなおう)」は白狐のお店「ゴビ」のお手伝い兼子供服モデルをしてる可愛い斬輪具人形です。
写楽とは同型で、お互い親子のように呼び合っています。
頭にネジがあり、普段は少しゆるめているらしく、締めると武士モードに入るようです。
フランケンシュタイン家の技術者で遮那王を造った雲母により、強化改造が施されました。
「若武者モード」機能がつき、歌舞伎役者のような青年になりますが、子供なのでしゃべり方がとても可愛いです。
篠丸
雲母とともに来日した「篠丸(しのまる)」は、雲母の7代前のヒルでガンド・フォン・フランケンシュタインの生んだヴォルフガングの双子の弟だそうです。
元々はふつうのメイド人形だったらしく、雲母によって戦闘用人形に改造されました。
可愛い顔をしていますが、とにかく強いです。
藤丸
最後は志萬安吾の父、安周がつれていた「藤丸(ふじまる)」です。
こちらの斬輪具人形も幼いメイド人形のようで、篠丸と似た容姿をしています。
見た目によらず、主にもズバズバ言うのが特徴。
以上が現時点での作品中の5体の斬輪具人形の紹介になります。
【ZONE-00】斬輪具人形のまとめ
今回、ZONE-00の斬輪具人形について色々調べて分かったことですが、人間を実験にしていたのは恐ろしいことです。
ただ、魔物がいる世界としては、人間は技術などに力を入れて人間を改造し魔物に近い人形として開発したのだと思います。
人形やロボットといっても、元は人間。
やはりそれぞれ感情は持っているように感じました。
そして、主人に仕える斬輪具人形として、自らの命をも惜しまない彼らの勇敢さを是非、見て頂きたいと思います。