【約束のネバーランド】アニメ2期/第7話ネタバレと考察。鬼の絶滅を掲げるノーマンでしたが、エマから邪血の少女ムジカが未だ生存していることを聞かされ、驚きを隠せません。
ノーマンは邪血の少女の一族は絶滅したはずだと、ムジカに隠された衝撃の真実を語り出すのでした。さらに鬼を絶滅させたいノーマンと、鬼を殺したくないエマは対立する姿勢を見せ始めて……⁉︎
【約束のネバーランド】アニメ2期/第7話あらすじ
エマとレイは、”鬼を絶滅させる”というノーマンの計画には賛同できないと相談にやって来ましたが、そこでソンジュとムジカの正体について知ることになりました。
ノーマンによれば、ムジカは邪血の少女と呼ばれる存在で1度も人間を食べたことがないものの、人間の姿と知能を保てる”超特異個体”だとのこと。
彼女の存在が初めて確認されたのは700年前、約束以後まだ農園のシステムが確立する前のことでした。
彼女の血をたった一口飲むだけで同じ体質を手にすることができるため、飢餓に飢えた町で彼女は救世主となり、彼女の血を得た鬼もまた同様の力を得ることが出来ました。
そうやって彼女の力を分け合っていくことで、いくつかの集落は飢えを脱して全滅を逃れることができたのです。
ところが、その噂を聞きつけた王や貴族によって、彼女を含め彼女の血を持つ者は全員食い殺されてしまいます。
それは、農園というシステムを使って意図的に作り出した格差を守るため、支配しやすい世界を守りたいという王や貴族の私利私欲から起こしたことでした。
ソンジェとムジカが旅を続けているのは、そんな彼らから逃げ延びるためだったのです。
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ソンジュとムジカの生存を知ったノーマンは、退化した鬼を戻す力を持つ彼女らは極めて危険な存在であるため、計画を成功させるには捜し出して殺すしかないと考えます。
けれども、エマは友達であるソンジュたちを殺させるわけにはいかないと対立。
エマは、鬼を絶滅させるのではなく自分たちが人間世界を目指すことを提案しますが、ノーマンはミネルヴァから教わったD-100地点の門はもう使用できないと告げます。
唯一残された道は、グレイス=フィールド内の本部の地下深くにある門。
しかし、仮に門を突破できたとしても人間世界の者が受け入れてくれる保証もなければ、ミネルヴァのように援助してくれる人物も誰ひとりとして生き残っていません。
さらに門番に邪魔されることも考え、そんな不確実な未来よりもここで人間が暮らせる世界を作るほうがいい、鬼を絶滅させなければ家族で笑える未来などないとノーマンは断言したのです。
どんな手段を使っても全食用児を解放するには、鬼を全滅させるしかないと言い切るノーマンから焦りの色が見えました。
反対にエマは、たとえ確実だとしても友達や罪のない人まで殺戮するくらいなら、不確実でも殺戮しないで済む方法を取りたいと譲りません。
そこでエマは、ノーマンに取引を持ちかけます。
それは、エマがソンジュとムジカを捜してノーマンの元へ連れてくる代わりに鬼を絶滅させないというもの。
ノーマンは5日以内に見つけられなければ、予定通り作戦は実行するとのことで合意しました。
【約束のネバーランド】アニメ2期/第7話の解説と感想
ソンジュとムジカの正体
アニメ2期の第7話では、細かいストーリーこそ異なるものの、大まかなストーリーは原作漫画15巻第125話から15巻第130話までが描かれました。
人間を欲しながらも人間の姿を維持しているソンジュと、全く人間を欲さず人間の姿をしているムジカの謎は、ムジカの持つ力によるものだったと明らかとなりました。
ノーマンの話にあった”邪血の少女”がムジカのことで、人間の姿を留めながらも人間を欲していることから、ソンジュはムジカの血を得た鬼に該当するのでしょう。
彼女がソンジュと2人で行動していることから考えると、ノーマンの話にあった通り全員食い殺されたのだと思われます。
そこで気になるのが、ソンジュとムジカの関係性。
共に行動し続けていることから、2人は協力関係にあることは確かですが、どこまで信頼を置いているかは気になります。
ムジカとソンジュがエマを送り出す際にムジカはエマにお守りを手渡しましたが、彼女はソンジュに気付かれぬよう注意していました。
このムジカの行動はソンジュを信用していないからなのか、はたまたソンジュが過保護すぎるからというパターンも考えられます。
いずれにせよ、今後ソンジュとムジカがキーパーソンとなってくるのは間違いないでしょう。
ノーマンの本心は
ノーマンは、家族で笑って暮らせる未来には鬼を絶滅させるしかないと考えていましたが、エマに本心なのか?と問われた時に一瞬顔色を変えました。
その後、それが自分の望む世界だと話すノーマンの表情からは強い決意が見られましたが、ノーマンの本心は一体どこにあるのか気になります。
ノーマンはエマたちが帰った後もエマの言葉を思い返したりと、彼女のことを気にかけているようでしたが、ヴィンセントたちには計画の変更はないと断言していました。
このことからも、ノーマンは計画を変更する気はなさそうですが、エマの訴えに多少なりとも気持ちが揺れ動いているようです。
そして、ノーマンは全食用児を解放するためには計画を絶対に成功させなければという強い責任感に加え、何かに焦っている様子も見られました。
ノーマンが鬼を絶滅させる計画を遂行するのは責任感からであり、本心ではエマの願いを叶えてあげたいと感じている可能性が考えられます。
しかし、確実に全食用児が生き残るためには手段を選んでいられず、ノーマンはエマの願いを叶えることができずに苦しんでいると推測できます。
【約束のネバーランド】アニメ2期の放送
【約束のネバーランド】アニメ2期は、2021年2月現在、毎週木曜日25:25からフジテレビ”ノイタミナ”で放送。
次回9話は、3月5日25:25からフジテレビ“ノイタミナ”にて放送予定となっています。