【約束のネバーランド】アニメ2期/特別編ネタバレと考察。特別編”道標”では、エマとレイ、ノーマンがこれまでの出来事を振り返ります。
ネタバレに加えて、アニメ2期の原作漫画との違いをご紹介していきます。また、世間の反応や考察も併せてご紹介していきます。
【約束のネバーランド】アニメ2期/特別篇あらすじ
※時別編では、エマとノーマン、レイのナレーションによって、これまでの流れを振り返るストーリーとなっています。
エマはノーマンの協力を得ながら入念な準備を重ね、5歳以上の子供たち総勢15名でグレイス=フィールドの脱獄を果たしました。
まずエマたちが目指したのは、ウィリアム・ミネルヴァの元。
ノーマンからの置き土産であるW.M(ウィリアム・ミネルヴァ)のペンには様々なヒントが隠されており、周囲のマップやミネルヴァの位置などがホログラムで表示されるようになっていました。
それらを頼りに、エマたちはミネルヴァの元へと急ぐも道のりは険しく、追っ手の鬼に追い詰められることも。
そんなエマたちに救いの手を差し伸べたのは、ソンジュとムジカという”信仰上の理由から人間を食べない鬼”でした。
彼らと出会い、エマたちは”人間と鬼が交わした約束”についてや、この先必要となるサバイバル術を教わります。
鬼のいない人間の世界があることを知ったエマたちは胸を高鳴らせ、まずはミネルヴァのいるB06-32地点を目指すことに。
しかし、そこには誰もおらず、エマたちが得られたのはミネルヴァからのメッセージだけでした。
ミネルヴァの本当の名はジェームズ・ラートリーで、元農園の関係者です。
鬼と人間の交わした約束に心痛めたミネルヴァは、子供たちを助けようとヒントを送っていたものの、農園側にバレて追われる身になってしまったとのこと。
ミネルヴァのメッセージから、人間世界の座標(D-100)を知ることができたエマたちは、十分に準備を整えてからグレイス=フィールドにいる子供たち全員を迎えにいくことを決断します。
そんな矢先、謎の戦闘服を着た男たちにシェルターを襲撃され、エマたちはシェルターを追われることになってしまいました。
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エマたちの脱走が原因で、収監されたイザベラの元へグランマ率いる上層部の鬼たちがやって来ます。
全員連れ戻して無事に出荷させると豪語するグランマに対し、イザベラはエマたちは自分の子供だから必ず逃げ切ると不敵な笑みを浮かべます。
そんなイザベラを見た鬼は、もしイザベラが全員連れ戻した場合には解放してやると、彼女にもう1度チャンスを与えました。
そして、褒美は解放だけではないと鬼から伝えられたイザベラは、目を大きく見開き1人残さず連れ戻すことを誓ったのです。
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グレイス=フィールドを脱獄してから1年後。
エマたちは鬼の世界で人間だということを隠し、廃墟の神殿に身を潜めながら暮らしていました。
ここでの生活は日々の食糧を調達するだけで精一杯のため、農園に残した子供たちを迎えに行けるような状況ではありません。
そんなある日のこと、いつものように鬼の集落へ食料の調達に向かったエマたちは、ひょんなことから人間であることが鬼にバレてしまい窮地に陥ります。
エマとレイが追っ手の鬼に追い詰められたその時、突然現れた別の集団が追っ手の鬼を倒しました。
そして、その内の1人が「エマ」と呼びかけ仮面を外すと……そこにはノーマンの姿があったのです。
原作漫画との違い、ユーザーの声と考察
オジサンの存在
アニメ2期/3話にてミネルヴァの用意したシェルターに辿り着いたエマたちですが、原作漫画で登場するオジサンの姿はありませんでした。
オジサンの姿こそなかったものの、彼がシェルターに居たであろう痕跡は残されていました。
それは、モニタールームに置かれた開封されたクッキーと空のティーカップの存在。
これは原作漫画で、エマたちがオジサンに初めて会った際に置かれていたものと完全に一致します。
さらに、トーマとラニオンたちが発見した1室の壁の落書きは”HELP”の文字以外は原作漫画と一致しているため、これもオジサンが書いたものと考えて間違いないでしょう。
これらのことから、間違いなくオジサンはシェルターにいたと考えられます。
ミネルヴァの立場
アニメ2期/第4話にてエマが電話を受けたミネルヴァですが、彼の置かれている立場が原作漫画と異なります。
- 原作漫画では、約束を結んだ一族の末裔で約束の調停者、弟ピーター・ラートリーに裏切られ追われている
- アニメでは、かつての農園の関係者で、農園に裏切り行為がバレて追われている
この構図だと、アニメでは原作漫画よりもラートリー家の立場が弱く、農園の方が勢力が強いことになります。
そうであれば、シェルターを襲った戦闘服の連中はラートリー家の部隊ではなく、農園側の部隊である可能性が非常に高いです。
イザベラの立場
アニメ2期/第4話にて、イザベラが鬼から受けた処遇も原作漫画と異なっています。
- 原作漫画では、ピーター・ラートリーから飼育監長(グランマ)になることを提案される
- アニメでは、農園の鬼たちから逃したエマたちを連れ戻すよう言い渡される
これらの重大な決定権を農園側が持っていることからも、やはりアニメではラートリー家よりも農園の方が力を持っていることがわかります。
しかも、無事にエマたちを連れ戻せばイザベラは自由の身になれるうえ、さらなる褒美を用意しているとのことでした。
ノーマンとの再会
アニメ2期/第5話にてノーマンと再会を果たしたエマたちでしたが、ここでも原作漫画との相違点が見られました。
- 原作漫画では、ノーマンがΛ(ラムダ)7214を脱獄したのは2047年2月
- アニメでは、ノーマンがエマたちの前に現れたのは2047年1月24日
現時点でアニメではノーマンが今まで何をしていたのかが明らかになっていないため、Λ(ラムダ)7214にいたのかは不明ですが、エマたちとの再会のタイミングはアニメの方が早いことになります。
また、ノーマンが鬼に扮装したエマたちをはっきりと彼女らだと認識していたことを考えると、エマたちを探していたか、監視していた可能性が非常に高まります。
【約束のネバーランド】アニメ2期の展開予想
アニメ2期/第5話にてエマとレイはノーマンと再会を果たしましたが、ここで気になるのがノーマンは何故鬼に扮したエマたちを特定できたのかということ。
そこで考えられるのは、ノーマンがイザベラの駒である可能性。
イザベラはエマたちを連れ戻すことを農園側に誓った際、”1人残さず連れ戻す”と不敵な笑みを浮かべており、彼女たちを連れ戻すのに相当な自信があることが見て取れます。
エマたちを必ず連れ戻すとまで言わしめる方法とは、エマたちが1番の信頼を置くノーマンを利用すること。
さらに、ノーマンならエマたちの居場所を素早く特定できるうえ、彼女たちに警戒されにくくなります。
そこから考えられるパターンは2通り。
- ノーマンは農園側の味方
- ノーマンは農園側の味方を装ったエマたちの味方
1つ目は、単純にグレイス=フィールドを出てからの空白の期間でノーマンが洗脳されるなど、何らかの影響を受けて寝返ったパターンです。
ノーマンの頭脳の高さから鑑みると、あまり考えられないパターンではありますが、彼が無意識下のうちに何かされたとすれば考えられなくはないでしょう。
2つ目は、エマたちの目指す人間世界へ向かうため、一時的に農園側の味方を装って動いているパターンです。
ノーマンがエマたちの敵になることは考えづらいですが、決して敵になったのではなく、エマたちにとって最善の策を考えてのことだとすれば十分に考えられるでしょう。
その結果、自身がイザベラの手先になる必要があっただけで、その先にはエマたちが望む人間世界への道筋がきちんと考えられているとも推測できます。