【約束のネバーランド】アニメ2期/第4話ネタバレと考察。エマたちが発見した隠し部屋にあった電話には、ミネルヴァからのメッセージが残されていました。ミネルヴァからの新たなヒントによって人間世界の座標を知ることができたエマたちは、農園に残したフィルたちを迎えに行くことを決意。その一方、収監されているイザベラは新たなチャンスを得てエマたちを探しに出るのです。
©白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会
【約束のネバーランド】アニメ2期/第4話あらすじ
エマたちが見つけたピアノの裏の隠し部屋に設置された公衆電話のようなものに、ミネルヴァからのメッセージが残されていました。
その一方で、トーマとラニオンたちはある1室の壁に、いくつもの名前や”HELP”の文字がたくさん書かれているのを発見していました。
みんなの元に戻ったエマたちは、早速ミネルヴァからのメッセージにあったキーワードをペンに打ち込みます。
するとD-100と人間世界の座標が表示されました。
その場所は西の外れにあたり、ここからはとても遠いことが判明。
エマたちはまず、シェルターで生活の基盤を作り、準備が整い次第グレイス=フィールドに残したフィルたちを迎えに行くことにしました。
そして、グレイス=フィールドにいる子供たち全員をシェルターに連れてきた後、ミネルヴァの教えてくれたD-100にある人間世界を目指すことを決意します。
それからは、各自で弓での狩りの練習や食料の調達などをするようになり、中でもトーマとラニオン、ドミニクは頭角を現し、エマたち年長組と共に狩りに行くほどになりました。
各自の進捗状況から、フィルたちを救出する準備ができたと判断したエマとレイは、具体的な救出方法を練り始めます。
するとその時、大きな爆発音と共にシェルター内が暗闇に包まれ、戦闘服を着た男たちが侵入してきたのです。
*
エマたちの脱走を許し収監されたイザベラの元を、グランマ率いる上層部の鬼たちが訪ねます。
グランマはイザベラに視線を向けながら「あなたほど優秀な人物が残念だ」としつつも、必ず自分がエマたちを連れ戻すと鼻高々に宣言し”エマたちにもうすぐ会える”と告げ、去っていきました。
グランマが去った後、鬼たちはイザベラに処遇を言い渡します。
イザベラのこれまでの貢献を加味した結果、今の作戦が失敗した場合はイザベラに全てを託し、もう1度だけチャンスを与えると告げました。
そして、無事にエマたちを連れ戻した際にはイザベラを解放するとも。
【約束のネバーランド】アニメ2期/第4話の解説と感想
約束は破れないのか
アニメ2期の4話では原作漫画でのストーリーが大幅に変わっており、恐らくアニメオリジナルストーリーに入ったものと思われます。
これまでの流れであれば、そろそろ原作漫画のゴールディポンド編に入るところでしたが、シェルターに侵入してきた男たちは原作漫画98話にて登場する人物だと思われるため、ゴールディポンド編は描かれないことになるでしょう。
隠し部屋の電話に残されたミネルヴァからのメッセージは、彼の素性についてが主でしたが、少し気になる発言もありました。
ミネルヴァの残したメッセージは以下の通り。
- ウィリアム・ミネルヴァは架空の人物の名で、本当の名は”ジェームズ・ラートリー”
- 元農園の関係者
- 真実を知り耐えられなくなったが、鬼と人間の交わした約束は破れない
- せめて気付いた子供たちだけでも助けたいと、農園の本にヒントを残した
- 一連の裏切り行為が農園側に知られ”反逆者”として追われる身になってしまった
”鬼と人間の交わした約束は破れない”ということは、1000年前に交わしたあの約束には破れない理由が何かあることになります。
確かに、以前のソンジュの発言からも”鬼側から人間側に渡った者がいない”ことは判明しており、このことからも約束を破った人物はいないことがわかります。
鬼のために食用児を提供しているという真実を知り、胸を痛めたミネルヴァですら約束は破れないとしていることから、相当な不利益を被るか物理的に破れない可能性が考えられるのです。
相当な不利益として考えられるとすれば鬼に収監されるか、最悪は殺されるパターン。
物理的に破れない場合に考えられるとすれば、呪印等で交わされた約束のため一定の条件が揃わないと約束の破棄はできないパターン。
いずれにせよ、この約束を破ることによって起きるデメリットの方が大きいことから、これまで誰も約束を破ることがなかったのでしょう。
壁に書かれたものは人名⁉︎
トーマとラニオンたちが見つけた1室の壁に書きなぐられた文字には人名のようなものと、”HELP”の文字がたくさんありました。
壁に書かれていた人名と思われるものは全部で14個。
この中でも、1番右下に書かれたdinaだけは下線が引かれて強調されており、ABEはベッドの足に遮られてその先が確認できないため、ABEYやABELなどの名前の可能性もあります。
この人名のようなものについては現時点で説明等はありませんが、原作漫画の登場人物と同じ名前が3つあります。
同じ名前はグローリー=ベルのルーカス(LUCAS)、ジョン(John)、ダイナ(dina)です。
これらが同一人物なのかどうかは不明ですが、この先でグローリー=ベルの子供たちと出会う可能性を示唆している可能性もあるでしょう。
残されたノートの中身
壁に文字が書かれた部屋に残された1冊のノートには、以下のようなことが書かれていました。
(みんな死んでしまった、一人ぼっちになってしまった。)
I can’t stand this any longer.I’m also going to head Sor the human world.
(もう耐えられない私はまた、ソー・ザ・ヒューマン・ワールドを率いるつもりです。)
To anybody who’s reading this,don’t give up.
(これを読んでいる人へ、諦めないで。)
この内容からこれを記した人物とは、壁に書かれた人名の中で唯一下線で強調されていたdina(ダイナ)である可能性が考えられます。
唯一の生き残りとなった自分の名前を強調したと考えても不思議ではありません。
Sor(ソー)が何を指すのかは不明ですが、「また人間世界を率いるつもり」とあることから、この人物はかつて人間世界を率いていたことがわかります。
この人物が率いていた人間世界とはエマたちが目指すD-100のことなのか、それとも異なる人間世界が他にもあるのか、その規模についても疑問が残ります。
さらに、”みんな死んでしまった”とは一体どこまでを指すのかも気になるところです。
壁に書かれた者たちの事なのか、この人物が率いていた人間世界の者たち全員なのか。
人間世界だとすればエマたちの目指すD-100に人間はいるのか、今後の展開から目が離せません!
【約束のネバーランド】アニメ2期の放送と実写映画
【約束のネバーランド】アニメ2期は、2021年1月現在、毎週木曜日25:25からフジテレビ”ノイタミナ”で放送。
2020年12月18日(金)には、実写映画【約束のネバーランド】が公開されました。
ママを演じる北川景子、シスター・クローネを演じる渡辺直美の鬼気迫る演技、さらにはエマ役の浜辺美波やレイ役の城桧吏たちの危機迫る演技が高評価されています。