【薬屋のひとりごと】35話ネタバレ。
壬氏の命を狙った事件の犯人を捕まえられず、悔しがっていた猫猫。
そんな彼女に、壬氏の元を離れ再び後宮の玉葉妃の下で侍女をするように命令が下ったのです。
色々な策略が飛び交う後宮で、猫猫には新たな問題が……。
【薬屋のひとりごと】あらすじ
人攫いに売られ、後宮の下女となった主人公の猫猫。
義父の影響で薬や薬学に精通していた猫猫は、玉葉妃の娘の命を救いました。
そのことに気づいた壬氏は、猫猫のことを気に入り玉葉妃の毒味係に任命します。
後宮で巻き起こる事件を解決していた猫猫でしたが、大量解雇が行われ育った花街へと帰ることに。
お気に入りの猫猫が居なくなって落ち込んだ壬氏は、猫猫を自分の侍女として再び雇うことに……。
【薬屋のひとりごと】35話のネタバレ
猫猫の心配
最新7巻(2020年5月現在)はRenta!
再び翡翠城へと戻った猫猫は、以前と同じく玉葉妃の為に毒味の仕事に就きました。
懐妊についてはまだわからず確証がない状態でしたが、箝口令が敷かれピリピリした雰囲気に。
玉葉妃は、前回妊娠していた時も何者かによって何度か命を狙われたことがあり、万が一の為に外部に漏らさないことに決めました。
猫猫は、他の王妃や侍女たちにも妊娠の可能性が悟られないように壬氏を通し皇帝にいままで通り玉葉妃の元へ通うようにお願いします。
内心不安だった猫猫でしたが皇帝は翡翠城へ通う回数も減らさず、玉葉妃や娘の鈴麗姫と遊び たわいのない時間を過ごしてくれました。
猫猫は一安心する一方で、皇帝がただの好色おやじではないのかもしれないと少し見直したのです。
楼蘭妃の存在
後宮では、阿多妃の去った後に迎えられた楼蘭妃の噂で持ち切りになっていました。
楼蘭妃は変わり者で、色々な国の衣装を集めては毎日別人のように振舞っていたのです。
皇帝に気に入られる為に目立とうとするモノは多いですが、彼女たちと違い楼蘭妃は嫌がらせなどをされる心配がありませんでした。
彼女は身分の高い家の娘で、先の皇帝時代からの重臣を父親にもっていた為、他の後宮の妃や侍女たちはおろか皇帝でさえも気の使う相手だったのです。
猫猫は、楼蘭妃の父親が権力者だからこそ無下にはできず、皇帝との子供ができると更に権力を持ちなおさら厄介なことになるのだろうと考えます。
大掃除
猫猫は、大量の掃除道具を持って医務室へと向かって行きました。
医務室に務めている宦官を”やぶ医者”だと思っていた猫猫は、薬の保管庫を掃除することにしたのです。
めんどくさがりやの医者は、猫猫じゃなくて他の人に頼もうと提案しましたが、即座に却下されてしまいました。
他のモノが薬の整理を行うということは、いくらでも毒とすり替えるチャンスがあるということだったのです。
猫猫は、薬の監督不行き届きは罰に処され最悪は解雇される決まりがあると脅し、怯えたやぶ医者は、仕方なく猫猫の指示に従い掃除をはじめることにします。
薬によってしっかりと保存方法を確認し、腐敗しないように整理をしていきました。
【薬屋のひとりごと】35話の結末のネタバレ
やぶ医者の過去
ひと段落つくとやぶ医者は、猫猫に休憩を提案し甘味とお茶を出します。
その様子を見た猫猫は、やぶ医者が当たり前のように出してきた紙を見て育ちが良いのだと推測しました。
※当時、上質な紙は高級品とされていて庶民では購入するのが困難だった。
その様子を見ていたやぶ医者は、自分の実家で作っている紙で宮廷とも取引があると嬉しそうに明かします。
やぶ医者は元々裕福な家庭で育っていましたが、先の皇帝の母親が上質な紙の材料になる木の伐採を禁じたことで、海外への輸出も困難になって収入源を失ったのです。
生活が困難になったやぶ医者は、妹を守る為に人数の少ない宦官になることを志願し、後宮に高く買ってもらったと語ります。
※宦官は、男性として大事なモノを失った人。
その後、少しずつ規制が緩くなったことにより、やぶ医者の家は上質な紙を生産し宮廷の御用達になったと言いました。
意外な原因
猫猫は掃除の続きをする為、数日後に医務室を訪れると、やぶ医者が頭を抱えて落ち込んでいました。
猫猫が理由を聞くと、やぶ医者の家の紙が宮廷の御用達ではなくなるかもしれないという手紙が来たと言うのです。
送られてきた紙を触った猫猫は先日触った紙とは違い、手触りが悪いだけでなくすぐに破れるようになっていたため、宮廷へ卸せる品物ではないと思いました。
やぶ医者は、最近牛を購入したから力仕事が楽になり生産数を増やせると喜んでいたのにと悲しみます。
見かねた猫猫は、送られてきた紙を観察し作り方の工程などを詳しく聞きました。
教えないと言いながらも、ペラペラとしゃべってしまったやぶ医者。
すると猫猫は、葛湯を作りやぶ医者へと差し出しました。
自分をねぎらってくれたと思ったやぶ医者でしたが、その葛湯は湯飲みに張り付いて飲むことができなかったのです。
不思議がっているやぶ医者に猫猫は、自分が舐めた匙を使って混ぜるのを繰り返すと飲めるようになると教えました。
※匙についた唾液を混ぜることで、少しずつ柔らかくなっていく。
感心しているやぶ医者を見て猫猫は、相変わらず察しが悪いと呆れます。
牛は口の中にたくさん唾液を溜めているので、紙を作る時に使う水を飲んでいるのではないかと説明しました。
猫猫に聞いたことを急いで知らせに行ったやぶ医者と入れ替わりで、李白がやって来ました。
李白は猫猫に向かって真剣な顔をして、妓女の身請け金はいくらくらいかかるのかと質問し……。
※猫猫が、元々遊女たちの暮らす花街で生活していたこと李白は知っている。
【薬屋のひとりごと】35話の感想
今回は、残念ながら壬氏が全然出てこず、猫猫と一緒の姿を見ることができませんでした。
また、おっとりしているやぶ医者を、なんだかんだ放っておけない猫猫の姿が可愛らしいです。
最後にやって来た李白は、猫猫の紹介した妓女に恋をしてしまったのでしょうか。
次回明らかになると思うので、注目してください。