【BORUTO-ボルト–NARUTO NEXT GENERATIONS-】漫画16巻ネタバレ解説と考察。ついに木ノ葉の里に居場所を見出したカワキは里を救うべく、自らの命を差し出すことを決意します。
しかし、それに気づいたボルトがカワキを守るためたった1人でコードに立ち向かいます。そこで楔の真髄を知らされたボルトの様子が一変し…。
【BORUTO-ボルト-NARUTO NEXT GENERATIONS-】漫画16巻あらすじ
木ノ葉の里では、里の外壁周辺から殻の内陣(インナー)唯一の生き残りであるコードの残した”爪痕”が複数確認されました。
コードの能力である”爪痕”は、自ら記した帯状の爪痕から爪痕へと自由に行き来できるため、万が一コードが現れた時に備えて爪痕の監視も続けられています。
当然、コードの標的となるボルトとカワキには常時監視がつけられるなど、里全体で厳戒態勢を敷いていました。
そんな状況にストレスを感じながらも適応しているボルトとは反対に、カワキだけは未だ自らの居場所を見出せず孤独を感じていました。
ところが、ボルトから額当てを受け取ったことでカワキの心境にも変化が訪れます。
ボルトが忍として修行を始めた自分を仲間として認めてくれたことや、ナルトが自分のことを家族同然に思っていることを知り、ついにカワキは木ノ葉の里に居場所を見つけます。
こうしてより一層ナルトと木ノ葉の里を守りたいとの思いが強くなったカワキは、里を守るべく1人家を飛び出したのです。
一方、技術供与を条件に木ノ葉の里で研究を続けるアマドは、木ノ葉の里にとって強い味方になるとある人物の研究を進めています。
カワキが向かったのは里の外、コードを誘き寄せるためでした。
思惑通り姿を現したコードに対し、カワキは自らの命と引き換えに木ノ葉の里から手を引くよう頼んだのです。
しかし、大筒木を崇拝するコードにとって大筒木イッシキを殺害した者たちへの報復は絶対であり、その条件は飲めないとカワキを足蹴にするコード。
それでもカワキを必要とする人物がいるから殺しはしないと、エイダの元へとカワキを連れ帰ろうとします。
その瞬間、カワキの跡を追ってきたボルトが現れます。
カワキを助けに来たボルトでしたが、既にカワキとコードは利害が一致しており、共にエイダの元へ行くことを決めていました。
自らの命を懸けてでも七代目(ナルト)を守ると豪語するカワキに対して、ボルトはカワキを守ることを声高に宣言すると、無謀にも1人でコードに立ち向かいます。
そこで、ボルトたちは”楔(カーマ)の真髄”について知らされるのです。
【BORUTO-ボルト-NARUTO NEXT GENERATIONS-】漫画16巻の解説と考察
アマドが研究する”木ノ葉の里の強い味方になる者”とは
カタスケの研究所にて、アマドは謎の装置に入れられた”何か”の研究を続けています。
アマドによれば、これに関しては既にカタスケに話を通してあり、木ノ葉の里の強い味方になってくれるはずだとのこと。
この発言や装置の形状などを鑑みるに、アマドが研究しているのは人物(生物)であると考えて良さそうです。
殻のメンバーは全員アマドによる改造が行われた人造人間であることから、この装置の中も同じく人造人間である可能性はあるものの、木ノ葉の里では対象となる人間を用意するのは難しいでしょう。
これらのことから、アマドが研究しているのは果心居士のようなクローン人間や、人間以外の生物である可能性が高いと推測することができます。
デイモンの能力の謎
デイモンの能力については未だ謎が多く、相手の能力を反射する力については協力関係にあるコードですら詳細は明かされていません。
しかし、コード自らデイモンに爪痕を使ったことで、デイモンの相手の能力を反射する力は本人の意思とは関係なく自動的に発動していることがわかりました。
死角からのコードの攻撃に即座に反応したデイモンでしたが、攻撃が来た際に一瞬体を強張らせており攻撃そのものに驚いている様子を見せたのです。
このことからコードは、デイモンの相手の能力を反射する力は自動的に発動しているものだと結論づけました。
そこで気になるのは、相手の能力を反射する力は何故自動的に発動するのかということ。
単純にデイモンがまだ幼いからという可能性もありますが、そこまでして守るべき力や物がデイモンに隠されている可能性も考えられるでしょう。
そもそもデイモンを起こす際にバグはもちろんのこと、姉であるエイダですら彼を起こすことを躊躇いました。
実の姉でさえも躊躇するとなると、デイモンには相手の能力を反射する力以外に強大な力や物など、まだ何か秘密が隠されていると推測することができるでしょう。
楔の真髄
コードは未だ楔(カーマ)を使いこなせないボルトとの戦闘の中で、楔の真髄を明かしました。
それは、“大筒木の戦闘経験がそのまま自身に上乗せされる”というものです。
元々、楔には自身のパワーやスピードなどの戦闘能力を底上げする要素があります。
とはいうものの、それにも限界があるためコードのような劇的な戦力の向上をするには、大筒木の戦闘経験を自身に上乗せする必要があるとのことでした。
そもそも楔を使いこなせないボルトに楔の力を正しく引き出せるはずもないものの、コードに煽られたボルトはその力を引き出して見せました。
しかし、何故楔にこんな機能を持たせたのかについては疑問が残ります。
無論、大筒木が転生した際にこの機能によって強大な力を使うことができるため、非常に有能な機能です。
ですが、大筒木が転生する前の段階で楔の持ち主がこの機能を自らの意識を保ったまま使えるようになれば、自分たちの戦闘経験が楔の持ち主に上乗せされることとなり、割を食うのは大筒木ということになります。
ましてや、楔を持つのがボルトやカワキのように自我が強い人物ともなればこの能力を使いこなす可能性も十分に考えられ、大筒木にとって厄介な存在となるのは明白です。
となると、大筒木の戦闘経験が自身に上乗せされるという楔の機能は真の大筒木以外にも使えてしまうリスクがある機能なのか、端からそ意図して作られた機能である可能性が考えられるでしょう。
もし意図して作られた機能だとすれば、対大筒木の武器として作られたとも考えられます。
【BORUTO-ボルト–NARUTO NEXT GENERATIONS-】次巻(17巻)の発売日は?
現在発売されているVジャンプに連載されているのは第65話。
【BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-】の単行本は、いつも4話ずつ収録されているので、恐らく次巻は第64話~第67話までかと思われます。
そして、その次巻(17巻)の発売日は2022年5月2日です。
最新話(第65話)までのネタバレ
ついにボルトもコードと同じく、楔(カーマ)の真髄となる”大筒木の戦闘経験を自身に上乗せされる”力を引き出して見せます。
ボルトの右目には浄眼が宿り、モモシキに乗っ取られている時と顔つきこそ変わらないものの、アマドの薬によってモモシキの力を支配することができていました。
それまで一発も攻撃を当てることができなかったコード相手に互角の戦いを見せるボルトでしたが、突如として苦しみだしその場に倒れてしまいました。
アマドの薬の効果が切れ、モモシキに意識を乗っ取られてしまったのです。
ボルトの体を乗っ取ったモモシキはコードの存在が邪魔だと判断してコードを追い詰めますが、そこへボルトのチャクラを追いかけてきたナルトとシカマルが現れます。
ナルトが現れたことでコードとモモシキのターゲットはナルトへと移り、モモシキはナルトに向かって”超大玉螺旋丸”を放ちました。
それは周囲のものを全て巻き込むほどの超巨大な螺旋丸でしたが、モモシキは異変を感じ取っていました。
すると、そこには取り除いたはずの楔を使って螺旋丸を吸収するカワキの姿があったのでした。