【BORUTO-ボルト–NARUTO NEXT GENERATIONS-】漫画14巻ネタバレ解説。ナルトは大筒木イッシキを倒すべく、究極の奥の手・重粒子モードを使って優勢に持ち込むものの、その代償はあまりにも大き過ぎるものでした。
さらに、イッシキはチャクラを辿ってカワキを呼び出し、ついに器を手にすることに。絶体絶命に思われたその時、カワキの取った行動とは⁉︎
【BORUTO-ボルト–NARUTO NEXT GENERATIONS-】漫画14巻あらすじ

一刻も早くカワキという器に転生を果たしたいと大筒木イッシキと対するナルトたちですが、イッシキの圧倒的能力に圧され攻めあぐねていました。そんな最中、ナルトは九喇嘛から究極の奥の手があることを打ち明けられます。
その名も、新形態・重粒子(バリオン)モード。
九喇嘛(クラマ)曰く、重粒子モードは九喇嘛とナルトのチャクラを元手に消費しながら作られるものであり、その姿は命が尽きるまで続くとのことでした。重粒子モードを受け入れたナルトはまるで様子が変わり、他者から見てもその莫大なチャクラは一目瞭然でした。
これまでの劣勢が嘘のようにイッシキを凌駕するナルトは、イッシキのどんな攻撃ももろともせず、確実に攻撃を当て続けていきます。するとその時、応戦していたイッシキが吐血しました。
これこそが命を削って生み出される重粒子モードの真意であり、その攻撃を受けた者の命さえも削ることができます。イッシキは何が起きたのかわからぬものの自身の寿命が確実に減り、残り10分の命しかないことを察知すると明らかに動揺を見せました。
余命僅かとなったイッシキは、早急に器であるカワキを手に入れたいと焦りを見せ、ナルトのチャクラの中からカワキのチャクラを見つけ出します。それは、右腕を失ったカワキがナルトの義手を借りていたためでした。
元はナルト専用の義手だったため、常にナルトがチャクラを練り込んでいたことからカワキでも使用することができていたのです。皮肉にもその繋がりからイッシキはカワキのチャクラを探知し、目の前にカワキを呼び出すことに成功。
カワキは突然のワープに驚きながらも、残り5分に迫ったイッシキの寿命の間、楔(カーマ)を刻まれずに逃げ切ることを決めます。しかし、ナルトとサスケの力を借り、何とか逃げ切ったかのように思われましたが、カワキが父のように慕うナルトを人質に取られてしまいます。
イッシキがナルトを殺すまでのカウントダウンを始める中、カワキは身を潜めながらナルトとの過去に想いを馳せていました。カワキにとって唯一愛情を与えてくれたのがナルトであり、そんなナルトを失うことは自分の死よりも耐えられないと、自らイッシキの元へと姿を現します。

またしてもカワキは楔を刻まれてしまうのか、ナルトの運命はどうなってしまうのか。また、チャクラ切れで気を失っていたボルトがサスケに襲いかかり……。
【BORUTO-ボルト–NARUTO NEXT GENERATIONS-】漫画14巻の解説
九喇嘛と輪廻眼の消失
ボルトはチャクラ切れで意識を失っていましたが、これによりボルトの自我の影響を受けないことから大筒木モモシキがボルトを乗っ取りました。ボロボロだったボルトの体もモモシキの自己治癒能力で治癒したうえ、ナルトもサスケも先の戦闘によってかなり消耗しているため、モモシキからすれば絶好のチャンスの到来。
そのために厄介な時空間忍術を封じるべく、サスケの輪廻眼(りんねがん)を潰してしまったのです。さらに、モモシキの能力とは関係ないものの、ナルトはイッシキとの戦闘の際に使用した重粒子モードの対価として九喇嘛(クラマ)を失っていました。
ボルトは完全にチャクラを失っており、自我でモモシキを制御することは期待できません。これらのことから、このモモシキ(ボルト)との戦いでまともに戦えるのはカワキのみであり、彼が重要な役目を果たすこととなります。
ほぼ”大筒木”になっていたボルトとカワキ


完全にモモシキに乗っ取られたボルトと戦うカワキは、その戦闘の中でモモシキの真の目的を知ることになります。
- 大筒木のバックアップファイルは、楔の有無に関係なく残る
- 大筒木のバックアップファイルの解凍は、ボルトとカワキ共に8割完了している
- ボルトやカワキは既に大筒木そのものであり、神樹を生やすための生贄に使う
そのため、楔のなくなったカワキにも大筒木のバックアップファイルは残っており、情報の解凍が進んでいました。そして、モモシキはイッシキが隠している十尾を手に入れたらカワキを十尾に喰わせ、その実を自らが喰らおうと考えていました。
大筒木一族の目的は”神になる”こと

大筒木イッシキが最後に訪れた元は、カワキ以外で唯一ジゲンの洗礼を受けても生き残った1人である、コードの元でした。洗礼の生き残りであるコードには器としての適性はなかったものの、カワキたちのような黒い楔ではなく”白き楔(カーマ)”のみが残っており、それは純粋な力として彼に宿っていました。
イッシキはそれを辿ってコードの前に現れ、大筒木の意思を受け継ぐことを託して消えていきます。※大筒木の意思とは、カワキかボルトを生贄にして神樹を生やし、チャクラの実を喰らい自らをアップデートしていくこと。
それをコードが行うことでコードは次なる大筒木となり、神となるまでその行為を続けて進化を行うようイッシキから託されました。