【BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-】漫画11巻ネタバレ考察。
殻の強敵の出現に、果たしてボルトたちは太刀打ちできるのか⁉
ボルトたちは、その敵がとてつもないパワーの持つことその時はまだ気付く由もなかったのです。
【BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-】原作漫画11巻あらすじ
【BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-】アニメ1話ネタバレと考察。
ジゲンによって連れ去られたナルトを取り戻すべく、楔(カーマ)の時空間忍術を使ってナルトの元を訪れたボルトたち。
そこには、ボロという殻の内陣(インナー)のメンバーが待ち受けていました。
ナルトを人質に取られているという状況から、ボルトとカワキは冷静ではいられず、考えなしに攻撃を繰り出します。
しかし、ボロのとてつもない再生能力の早さによって、ダメージを与えられません。
それどころか、ボロの出した黒いモヤに触れると体が動かなくなってしまったのです。
黒いモヤは、楔(カーマ)を以てしても吸収できませんでした。
そこで一度引いた一同は、サラダの写輪眼でその黒いモヤを見てみることに。
すると、それはウイルスだったとわかります。
楔(カーマ)の弱点と敵の攻撃がウイルスだと判明し、4人1組(フォーマンセル)の実力が今ここで試される……!
【BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-】漫画11巻ネタバレ
楔(カーマ)のルール
一度ボロから離れ、体制を整えることにしたボルトたち。
そこで、ボロの黒いモヤを楔(カーマ)で吸収できなかったのはなぜかという話になります。
カワキの説明によれば、楔(カーマ)にはルールがあるということがわかりました。
- 楔(カーマ)で吸収できるのはエネルギー体のみ
- 物質は吸収できない
これにより、ウイルスは物質のため楔(カーマ)でも吸収ができなかったと判明しました。
さらに、カワキは”楔(カーマ)で触れてみて物質だとわかった”と言っていることから、楔(カーマ)で触れるとその物体の性質もわかるのだと思われます。
ボロの攻撃が、ウイルスだと確信したボルトたち。
確信を得たミツキは、先ほどの戦いで蛇を通じて得ていたボロの血を使って抗体を作り、それを培養してボルトたちに与えました。
これによりボロのウイルス攻撃は効かなくなり、戦いは優勢に進むかと思われましたが、今度はナルトを手玉に取られてしまいます。
サラダの千鳥と写輪眼
ナルトをかばいながらの戦いは容易ではない上、ボロの凄まじい再生能力のせいで有効打が決まりません。
チャクラも消耗し始め先の見えない戦いに、カワキが殻の弱点を教え写輪眼を使った攻撃に託すのでした。
カワキによれば、殻の弱点とは
- 殻のメンバーは自身も含め、アマドによって改造されている
- アマドの開発する科学忍具は、強力であればあるほど大型化する必要がある
- 体内に心臓ほどの大きさの”核(コア)”がある
- 尋常ではない再生能力は、核(コア)なしでは不可能
- 核(コア)を動かすためには印を結ぶ必要がある
早速、サラダは写輪眼を使ってボロの核(コア)を探し始めます。
サラダは僅かにボロの体内で動く核(コア)を見つけますが、それをボルトたちに伝えれば、ボロに気付かれ失敗する可能性があります。
そこでサラダはまだ実戦で使ったことはないけどと、ぶっつけ本番でありながら父・サスケの技である”千鳥”を繰り出したのです。
漫画11巻では、サラダの急成長が目立ちました。
写輪眼も、勾玉が3つずつになっていましたが、これは通常の写輪眼としては完成形に当たるもの。
千鳥についても、練習していたとサラダの発言があったことから、写輪眼も成長して完成形となったのでしょう。
大筒木モモシキは死んでいない⁉
サラダの写輪眼を生かした攻撃の”千鳥”が決まり、ボロの核(コア)を破壊することに成功しました。
ボロは核(コア)を失った科学忍具の力が暴走し、体が肥大しだして暴れ出します。
それでもカワキは気に留めず、今はボロにとどめを刺すよりもナルトを助け出すことのほうが優先だと言います。
しかし、ナルトはジゲンによって封印術をかけられたお椀に入っているため、ビクともしません。
そこでカワキは、楔(カーマ)を使った時空間術を応用し、ナルトのいる空間とを繋いでナルトを取り出すことを提案します。
見事ナルトを取り出すことができたものの、ナルトに意識はなく、暴れまわっていたボロが襲い掛かってきたのです。
サラダがボロに潰されそうになっているのを、ボルトが身を挺して助けます。
ボロがボコボコに殴っていたボルトから手を離すと、そこにボルトの姿がありませんでした。
するとボロの後ろから声がして振り向くと……そこには右角が生え、楔が全身の右側に浮き上がったボルトが浮かんでいたのです。
「調子に乗るなよ…………下等種が………」
出典元:【BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-】11巻より引用
そのボルトの姿を見て大筒木……と驚きを隠せないボロ。
するとボルト(大筒木)は、ナルトのチャクラを少し借りると、とてつもない大きさの螺旋丸をボロに繰り出し、消滅させるのでした。
大筒木とは
大筒木一族とは
第四次世界大戦で登場した大筒木カグヤに連なる大筒木一族。
大筒木カグヤは忍のルーツといわれる存在であり、大筒木一族には、本家と分家があります。
大筒木一族の中でも対立があり、一致団結を図るとはいかない模様。
一族直系の者は高度な瞳術や空間移動能力、飛行能力を持ち、青白い肌と髪、額か頭部から二本の角、白眼及び輪廻眼を所持しているという共通点があります。
しかし、カグヤの子孫は人間との間に生まれてきたため、その特徴の一部のみ引き継いでいるようです。
さらに大筒木一族は、チャクラの実から丹と呼ばれる丸薬を錬成していて、それを食べると不老不死でいられるのです。
これまでに登場した大筒木一族(原作・アニメ含め)
大筒木モモシキ
両目に白眼、両掌には赤い輪廻眼を開眼しています。
右手の輪廻眼であらゆる忍術を吸収し、左手の輪廻眼で倍にして放出するという固有瞳術を持ちます。
ボルトたちの中忍試験に現れて、ナルトとボルトの合わせ技”巨大螺旋丸”を受け消滅しました。
その際にボルトに対し、「その青き瞳はいずれ貴様から全てを奪い去る」と意味深な言葉を残します。
大筒木キンシキ
モモシキと共にやって来た人物。
両目の白眼で赤いチャクラを背中から出して剣などの武器を作り出し、モモシキ同様あらゆる忍術を吸収する能力も持っています。
ナルトとサスケを相手に戦うモモシキの形勢が不利だったため、キンシキ自らが”秘薬”となってモモシキの一部になるという最期を迎えました。
大筒木ウラシキ
両目の白眼は輪廻写輪眼への切り替えが可能で、チャクラで作り出す釣竿でチャクラを取り出す能力を持っています。
さらに、戦闘中に白眼、輪廻眼、輪廻写輪眼を巧みに切りかえて、高度な時空間移動の術も使用できます。
尾獣のチャクラを奪うため過去の木ノ葉に移動し、少年時代のナルトから九尾チャクラを奪おうとするものの、時間移動に巻き込まれて先に過去に来ていたボルトと少年ナルトによる”巨大螺旋丸”によって消滅しました。
大筒木トネリ
大筒木一族の正当な後継者で、大筒木カグヤの子孫。
他の大筒木一族の侵攻に備え、ボルトの右目に白眼の亜種・淨眼(じょうがん)を開眼させた人物とも言われています。
大筒木一族本家の使者として現れた大筒木ウラシキと対峙し、彼を止めようとしますが同族殺しは許可されていないとの事から、1万年程の時間凍結を掛けられてしまうのでした。
星が食い潰される様を見ているが良いと大筒木ウラシキにあざ笑われ、ボルトの身を案じながら誰にも知られずに戦闘不能となってしまいます。
大筒木イッシキ
ジゲンの身体の中におり、次の器としてカワキを考えています。
大筒木イッシキの詳細については、今のところ描かれておらずわからないところが多いです。
恐らく大筒木カグヤと共に行動していると思われます。
【BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-】漫画11巻の考察
器と楔カーマの関係
ボルトとカワキはそれぞれが器であり、楔(カーマ)を持っています。
ボルトは大筒木モモシキの器、カワキは大筒木イッシキの器。
そして楔という言葉には、”つなぎ合わせるもの”、”きずな”という意味があります。
まさにその意味のままで、ボルトたちは器だからこそ楔(カーマ)でモモシキたちと繫ぎ留められているのだと考えます。
大筒木モモシキはボルトたちとの戦いで死んだように見えましたが、ボルトの右手に楔(カーマ)を残しました。
この楔(カーマ)を残すことによって、ボルトの中に繫ぎ留められて生存しているのだと思います。
実際に、ボロとの戦いで止めを刺したボルトは乗っ取られており、ボロ自身も大筒木かと口にしていました。
モモシキとの言及はありませんでしたが、楔(カーマ)をつけた張本人でもあり、あの時ボルトを乗っ取ったのは大筒木モモシキで間違いないでしょう。
そして、同じようにジゲンも大筒木イッシキの器であり、次の器となるカワキを育てました。
ジゲンがナルトたちとの戦いで疲弊して涙を流した際、「それでも大筒木イッシキの器か」と声がしていることから、ジゲンもまた器だとわかります。
しかし、ジゲンの器としての身体は限界を迎えているため、早くカワキを取り戻したい狙いがあるのです。
大筒木モモシキと大筒木イッシキの目的は?
恐らく、大筒木モモシキと大筒木イッシキは、一族の中でも敵対する関係にあると考えます。
大筒木モモシキの目的は、尾獣を手に入れて不老不死の秘薬を作るため。
さらに大筒木モモシキらは、秘薬を集める過程で起こるその地の住人たちの犠牲は厭わないと考えています。
このことを知っていた大筒木カグヤは、大筒木モモシキの危険性を考えて白ゼツ軍団を準備していたのでないか。
これにより大筒木イッシキたちの目的は、大筒木モモシキを止めることだと考えます。
大筒木イッシキと大筒木カグヤが、ペアで動いていると考えた理由は以下の通り。
サスケが漫画9巻で見つけた大筒木の石碑には、大筒木モモシキとキンシキ、大筒木モモシキと謎の人物のように、ペアずつ描かれていました。
この時、大筒木モモシキとのペアの石碑から現れた謎の人物こそが大筒木イッシキなのだと思います。
このことから、大筒木イッシキと大筒木カグヤはペアで動いており、共に同じ目的で動いていると考えられます。
1話冒頭シーンは器同士の戦い
1話冒頭で、青年のボルトとカワキが対戦していたシーンの謎が明らかになってきました。
今回のボロとの戦いで、ボルトが身体を乗っ取られるシーンがありました。
恐らくボルトとカワキは同じ条件を持っていると考えられることから、あの1話冒頭のカワキは身体を乗っ取られている状態なのだと思われます。
もし身体を乗っ取られる前ならば、志はボルトと同じはずなので敵対はしないはず……。
そして、今回カワキとボルトの楔(カーマ)を使ってジゲンの封印術を解き、ナルトを助け出しました。
このことから、1話冒頭のシーンでナルトがいないのはジゲンの封印術によってではないことが確定しました。
そもそも、カワキが大筒木イッシキに身体を乗っ取られている時点で、ジゲンという器は大筒木イッシキからすれば用済みであり、既に存在しないでしょう。
【BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-】漫画11巻の感想
一気にストーリーが動き始めた漫画11巻。
段々と、楔(カーマ)の能力についても明らかになってきました。
ただ、楔(カーマ)は少しチート過ぎるのではと驚きました。
術の吸収だけならず時空間移動までこなせてしまうのは、他の瞳術が霞んでしまわないか心配です。
ボルトの中には、恐らく大筒木モモシキが生きているようでしたが、今後の影響が気になります。
それにしても、父・サスケの技”千鳥”をぶっつけ本番で使いこなすサラダの能力の高さを見せつけられました。
急成長を見せるサラダたちから目が離せません!