【青の祓魔師】青森・八郎太郎編(16巻~18巻)あらすじと見どころ
イルミナティと正十字騎士團双方の公認スパイとして、祓魔塾に帰還した志摩廉造。雪男は志摩廉造から、ルシフェルから直接イルミナティへ勧誘されたことや、自身の”目”に起きている異変について誰かに相談するよう忠告され、戸惑いを見せます。
そんな自分の中に潜む”力”を明確にすべく命懸けで正体を探っていると、確かなのは”目”が自分を守ろうとしていることでした。その頃、正十字騎士団の本部では上層部円卓会議が行われていました。
やはりイルミナティは危険視される存在だと判明し、ライトニングことルーイン・ライトが日本支部に配属されることとなります。ライトニングの授業を見た勝呂は感銘を受けて弟子入りを頼み込み、なんとか許可されました。
燐と雪男はメフィストに呼び出され、行方不明のシュラを捜索するよう言い渡され、青森へと向かうことに。そこはシュリの故郷で、彼女は祖先が交わした契約によって30歳までに死ぬ運命が決まっていました。
シュリの過去が明らかとなる……!
【青の祓魔師】青森・八郎太郎編(16巻~18巻)の登場人物
八郎太郎大神
声:高橋英則
三湖伝説に登場する八岐大蛇(ヒュドラ)の中でも特に強力な超上級個体。青森県と秋田県を縄張りとする龍神で、1000年以上前に南祖坊という法力僧によって永久蛇湖に封印されました。
ツノの生えた多頭の大蛇の姿が本来の姿ですが、普段は肉体を気化させて多眼の青年の姿に化けています。封印前に比べれば弱体化しているとはいえ、肉体という制約を超越する再生能力を持ち、大気との境界を失っていることからどんな傷も大気を使って再構成し、青い炎をもってしても倒しきれません。
正十字騎士団/ドラク・ドラグレスク
声:綿貫竜之介
四大騎士(アークナイト)のひとりで、ルーマニア支部所属。K.R.C.研究所所長も務めています。獅郎からは”善良な狂科学者(マッドサイエンティスト)“と評され、自分が研究を続けるためならばどんなことでもする人間でもあります。
完全なクローンの完成を目指し、青い夜の後もイルミナティに内通して研究を続けており、完成させたサタンの憑依体の確保に成功しました。
正十字騎士団/オセオラ・レッドアーム
声:乃村健次
四大騎士(アークナイト)のひとりで、メキシコ支部所属の監視官(サーヴィランス)。左腕に狐狼弟装(カレタカ・ココトル)を宿して格闘します。ライトニングが投獄された際には、独断で釈放をしたことも。
正十字騎士団/ルーシー・陽(ルーシー・ヤン)
声:斉藤貴美子
四大騎士(アークナイト)のひとりで、”幻霧使い”(ファントムフォッガー)の異名を持つ中国支部所属の監視官(サーヴィランス)。当初は審問で暴れたライトニングの投獄を認めたが、竜二の話を聞いてドラグレスクが狂科学者であることを思い出し、ライトニングの言葉を信じる事にしました。
【青の祓魔師】十三號セクション編(18巻~20巻)あらすじと見どころ
十三號セクション編では、失踪したとされていたイゴール・ネイガウス博士が登場します。シュラが契約を破棄した八郎太郎大神は、その後イルミナティに捕獲されました。
その際、捕獲に来た藤堂は「伽樓羅(カルラ)がやっと身体に馴染んだ」と青年のように若返った姿を見せます。一方で、ライトニングは青い夜になにかあると考えており、ついに”十三號セクション”の存在を突き止めます。
メフィストを問い詰め、別の時空間に保存されていた十三號セクションへ向かうと、イゴール・ネイガウス博士の姿が。そこは、以前のままの状態で保存されており、正十字騎士団が八候王(バール)の憑依体を造っていたことが明らかとなりました。
そんな中、正十字学園にアマイモンが転校してきます。次々と真相が明らかとなり、ついに雪男は自身の正体への不安から勝呂を脅してしまいました。