【青の祓魔師】京都・不浄王編(5巻~9巻)あらすじと見どころ
京都へGO!
京都・不浄王編では、坊こと勝呂竜士の父が当主を務める”明陀宗”が登場。明陀宗には、志摩廉造の実家である僧正血統の志摩家や、子猫丸が現当主を務める僧正血統である三輪家もいます。
京都・不浄王編はアニメ2期でも放送され、青い夜のことや、勝呂竜士の父の達磨の真の目的、達磨と獅郎の縁、志摩家や三輪家のことなど、それぞれの核心に迫ったストーリーとなっています。
事の始まりは、正十字学園の最深部に封印されていた”不浄王の左目”が奪われ、同時刻、京都出張所の深部でも封印されている”不浄王の右目”が襲撃されたことでした。
正十字学園の”左目”は、悪魔落ちした祓魔師の藤堂三郎太による犯行。そこで、燐たち訓練生は京都出張所の”右目”を再度の襲撃から守るため、警護の応援として京都へ向かうことにします。
不浄王の復活
京都出張所は、戦闘員の半数近くが”明陀宗”という仏教宗派の者で構成されています。明陀宗とは、独自の教えを守る宗派であり、仏に祈り教えを説くだけでなく、より”魔”を祓うことに特化したエクソシスト集団のこと。
さらに、明陀宗は世襲制の組織体制をとっており、竜士の父である達磨大僧正が頭首でした。達磨は祓魔師として活動する門徒たちと距離を置き、不可解な行動ばかりするため、不満を募らせた僧正家の宝生蝮は藤堂に協力し、右目を奪い去ってしまいます。
両目を手に入れた藤堂は、江戸時代に数万人を殺したという悪魔の不浄王を復活させます。さらに、達磨の使い魔の伽樓羅(カルラ)を喰らい、自身に憑依させたのです。
不浄王は瘴気を撒き散らし、計り知れない犠牲者を出そうとしていたところに現れたのは、なんと”生臭坊主”呼ばわりされていた達磨でした。
達磨と藤堂の壮絶な戦いが今ここで始まる……!
【青の祓魔師】京都・不浄王編(5巻~9巻)の登場人物
日本支部最深部/藤堂三郎太
声:諏訪部順一(青年期)、山路和弘
藤堂三郎太は、日本支部最深部部長で、元祓魔塾講師(魔法円、印章術担当)の上二級祓魔師。取得称号は手騎士、医工騎士、詠唱騎士。代々祓魔師を輩出する名家の藤堂家出身ですが、定められた人生に疑問を抱き、悪魔落ちしてしまいました。
伽樓羅の力を得たことで強力な炎を操る能力を得ており、再生力は非常に高く、多少の傷は即座に回復、火属性の攻撃はほぼ効きません。この憑依の影響によって、20代前半まで若返っています。
明陀宗
勝呂達磨
声:稲垣隆史、浦山迅、野瀬育二
明陀宗頭首で17代目座主、竜士の父。僧位は大僧正で、騎士團には所属しておらず、祓魔師の称号も持っていません。16年前に藤本獅郎と面識を持ち、病に苦しむ妻を救われたことがあります。彼の人格を信頼して家族や門徒には秘密で、本尊の降魔剣を譲渡しました。
志摩八百造
声:田中秀幸
京都出張所所長で、上一級仏教系祓魔師。取得称号は騎士と詠唱騎士、僧位は僧正。廉造ら五男二女の父です。騎士團に所属しない達磨の代わりに、明陀の門徒を丸く収めました。
志摩柔造
声:小西克幸、遊佐浩二
八百造の次男で、京都出張所祓魔一番隊隊長。上二級仏教系祓魔師であり、取得称号は騎士、詠唱騎士。長男が死亡したため、志摩家の跡継ぎとなりました。短気で熱血な性格ですが、面倒見が良く兄弟一モテるよう。不浄王討伐後には、宝王蝮との結婚を決めました。
志摩剛造
八百造の三男で、志摩寺若僧正。兄弟の中で1番大柄ですが、1番温厚な性格。現在は騎士團の海外支部に勤務しています。
志摩金造
声:谷山紀章、遊佐浩二
八百造の四男で、京都出張所警邏二番隊隊員。中二級仏教系祓魔師であり、取得称号は騎士、詠唱騎士。かなり感情的で喧嘩っ早く、気性の荒い性格で、金髪がトレードマークです。”入滅ストライダー”というバンドのボーカル兼三味線パートも務めています。
宝生蝮(ほうじょうまむし)
声:M・A・O
蟒の長女で、京都出張所深部一番隊隊長。中一級仏教系祓魔師であり、取得称号は手騎士、詠唱騎士。明陀宗には強い愛着を持つがあまり、達磨に納得がいかず、結果として藤堂の不浄王の右目奪取に手を貸してしまいました。不浄王討伐後には、柔造と婚約しました。