「青の祓魔師」34巻では、志摩廉造と藤堂誉の戦いがついに激化。志摩はこれまで見せてこなかった力を解き放ち、思わぬ展開を迎えます。 一方、燐たちはサタンの迷路へと足を踏み入れ、不気味な子どもの導きと崩れゆく空間の中で極限の選択を迫られて……。
「青の祓魔師」漫画34巻ネタバレあらすじ
志摩廉造vs藤堂誉

重傷を負った勝呂竜士のため、境界領域(エンペイラ)に引き返すことになった三輪子猫丸と志摩廉造。
ライトニングはクロを呼び寄せ中継アンテナを受け取ると、子猫丸たちはクロに乗って境界領域を目指すはずでした。しかし、志摩はその場に残ることを選び、子猫丸が勝呂を連れて境界領域へと向かいます。
すると、志摩は少し離れたところに座るイルミナティの藤堂誉と戦い始めました。誉の容赦ない攻撃にピンチかと思われた矢先、志摩は使い魔の夜魔徳(ヤマンタカ)に体を預け、これまでに見たこともない大技を繰り出します。
かつて誉に掛けられた天邪鬼の虚言(アマノジャクのソラゴト)を唱え、彼女自身に反転させたのです。この境内で嘘がつけない誉の行動は反転し、志摩は紅蓮華という技で辺り一面を吹き飛ばします。
地面に倒れた誉は自分が嘘をついていたこと、本当の嘘つきは総帥なのだと話しました。それに対して志摩は、こう答えて笑みを浮かべました。
「まあ見とってください
俺も大概ですよ」「青の祓魔師」34巻第163話より引用
サタンの迷路で危機に瀕する燐たち

燐たちB班は迷路の壁頂を歩き、サタンの心臓を目指していました。そこへ小さな子どもが現れます。
その子どもは検査着姿で、燐の父の藤本獅郎の幼い頃か、サタンの幼い頃のようでした。彼は燐たちを誘導するかのように手招きをしたり、行先を指差したりしていました。
ただ、子どもの姿が見えるのは燐、しえみ、時の王サマエル(通称:メフィスト・フェレス)だけ。そのため、イゴール・ネイガウスはサタンの罠の可能性を危惧して、子どもに従うのは危険だと忠告します。
そうこうしているうちに迷路が溶け始め、差し迫った状況の中、燐たちは子どもが指差した方とは逆の道を行きます。そこには巨大な扉があり、その先にはおもちゃ箱をひっくり返したような空間や、検査体が入った培養器が並ぶ部屋に繋がっていました。
それぞれの部屋にはトラップのような仕掛けがあり、長居していると部屋が崩れ始めます。やがて辿り着いた部屋は長い廊下で、突き当たりの大きな家の窓からあの子どもが下の扉を指差していました。
燐たちが家を目指して歩き始めたところ、徐々に壁が迫ってきていることに気づきました。そこで燐は青い炎を出して壁を抑え、みんなを先に行かせることに。
サタンの子の自分ならどうにかなるだろうと踏んでのことでしたが、その時ネイガウスが自らの腕にコンパスを突き刺しました。次の瞬間、ネイガウスの左手に幾つもの手が生え始め、壁を抑えました。
そのままネイガウスを引きずって家を目指そうとする燐に、彼は、自分が魔法円を出たら効果が切れるのだと説明します。そして、サタンは許せなくとも、サタンの子である燐を憎んでなどないと告げ、燐を急かしました。
「青の祓魔師」漫画34巻の解説と考察
悪魔と人間の仲直り

ネイガウスは青い夜に最愛の妻子を失ったことから、サタンを始めとする悪魔全般を憎んできました。サタンに取り憑かれたことで最も愛する妻と子を殺害し、左目までも失ったのだから無理もありません。
そんなネイガウスが、サタンの息子である燐に憎んでいないと告げたのは印象的でした。ネイガウスにはサタンとの仲直りは難しそうでしたが、悪魔と人間の仲直りは今までも何度か描かれています。
それは、猫又(ケット・シー)のクロと人間たちです。悪魔と化して暴走する猫又を、燐の父の藤本獅郎は血を流さずに説得しました。そして、クロと名付けて自らの使い魔としました。
その後、獅郎が亡くなりクロが暴走した際には、燐が獅郎を失った痛みを共有し、クロをなだめて使い魔としています。このように悪魔と人間が上手く共存している例もあり、燐の「サタンと仲直りしたい。」という想いも夢とも言い切れないのかもしれません。
とはいえ、サタンほどのレベルの悪魔と人間が共存することが可能なのかは未知数で、万が一のことを考えたら人間にとってリスクが高すぎるのも事実です。燐の優しさが意図せず破滅を招くこともあり得るため、それが裏目に出ないことを願います。
1フロアごとに失う仲間
魔神サタンと正十字騎士團の争いが始まって以来、フロアを進むごとに騎士團は仲間を失っています。ついに燐たちB班はサタンの心臓の目前まで辿り着きましたが、これまでに多くの犠牲を払いました。
「青の祓魔師」漫画34巻までに失った仲間は、以下の通りです。
- しえみの祖母/すでに亡くなってはいるものの、奔星の扉で教導霊としてしえみを導いたのち消滅。
- しえみの母/サタンの体を半分封印した際に重傷を負い戦線離脱。のちに死亡。
- 四大騎士オセオラ・レッドアーム/太陽王アモンと色欲王アスモデウスを始末すべく、鬨剤(ウォークライ)を発動させ死亡。
- 四大騎士ルーシー・陽/火の王イブリースを壊滅させるも、重傷を負って戦線離脱。
- イゴール・ネイガウス/サタンのトラップを燐が通り抜けられるよう身を挺す。生死不明。
四大騎士アーサー・A・エンジェルも一度は重傷を負って戦線離脱するも、ヴァチカンでの治療を終え前線に戻りました。ただ、アーサーは光の王ルシフェルの実験体であるため、ルシフェルとの戦いはリスクが高すぎます。
また、オセオラと共にアモンらと戦闘していた霧隠シュラは無事には見えましたが、その後の描写がなく生死は分かりません。このように騎士団は1フロア進むごとに1人ずつ仲間を失っており、燐たちがサタンの心臓を目の前にした今、次なる犠牲が出ないか心配です。
特に、サタンの心臓まで辿り着いたB班にはもうメインメンバーしか残っていないので、この中から犠牲者が出ることがないといいのですが……。
「青の祓魔師」最新話(第167話)までのネタバレ
次巻(35巻)の発売日は?
「青の祓魔師」の最新話は、ジャンプSQ.2026年3月号に連載されている第166話。「青の祓魔師」の単行本はいつも5〜6話ずつ収録されているので、恐らく次巻は、第167話〜171話・172話までかと思われます。
ただし、「青の祓魔師」漫画33巻に掲載されたのも第166話なので、単行本が連載に追いついた形になります。これは、作者の加藤和恵が4ヶ月の長期休暇に入っているからです。
そのため、ジャンプSQ.2026年4月号〜8月号までの合計4回の間は連載も休止となります。
連載休止とはいっても、その間「青の祓魔師」が全く掲載されないわけではなく、作者の個人的な備忘録やラクガキの掲載が予定されているようです。なお、この休止は作者の体調不良などではないとのことで、最終話に向けての準備のためだと発表されています。
ジャンプSQ.での「青の祓魔師」の連載再開は2026年8月号からで、そこに最新話の第167話が掲載されるとのこと。これらのスケジュール変更から、次巻(35巻)の発売日は、現時点ではまだ未定となっています。
紹介している作品は、掲載日時点の情報です。最新の情報は、各公式ホームページにてご確認ください。
