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「青の祓魔師」漫画30巻ネタバレ考察。新たな斎王シエミ

青の祓魔師 漫画
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死に軍に挑む者と帰る者たち

青の祓魔師,30巻

出雲は祓魔(ふつま)塾でしえみと1番仲が良かったこともあり、真っ先にしえみに抱きついて再会を喜びます。その後ろには、燐たち候補生の姿もありました。

しえみとの再会を喜ぶ候補生たちに対し、ライトニングは家に帰る時間だと声を掛けます。ライトニングによれば、サタンの勢力圏では創造皇の力も弱体化するため、各主要支部に繋がる冷蔵庫を開け放すことはできないとのことでした。

なお、境界領域が浮遊していられなかったのも創造皇の力の弱体化が影響していたようで、創造皇の力の弱体化は祓魔師たち全体の弱体化を意味していました。そのためライトニングは燐たちを帰し、いつか自分たちの屍を辿ってサタンを倒すよう燐たちに未来を託すことにしたのです。

ところが、そんな提案を燐たちが受け入れるはずもなく、燐たちは自らの意思で共に戦うことを決意しました。

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魔神サタンの心臓がある場所

青の祓魔師,30巻

ライトニングと勝呂は、サタンの心臓がある場所の調査にやって来ます。サタンの心臓は円状に囲まれた城壁の中央の巨塔にあり、3つの塔脚(ブリッジ)で支えられていました。

塔脚以外の場所は全て難解な迷路になっているうえ、城壁は登ろうとすると青い炎が吹き出します。さらに、一帯は下級以下の悪魔の力を減退させる重い呪詛がかかっており、もし魔力で飛行すれば即死してしまうほどの威力があります。

何よりも問題なのはイルミナティに完全に先手を打たれていることで、イルミナティのヘリが何機も周辺を飛び回るのに対し、騎士団はヘリ1機すら回せない状況でした。近隣諸国が援助要請に応じられないことからも、サタンの侵食が予想以上に深刻なのは明らかでした。

ライトニングはこの戦いの成敗にかかわらず、世界は変わってしまうかもしれないと呟きます。

その一方、燐たちは食事の用意をしており、燐とオセオラ特製のスパイスカレーを作っていました。燐はオセオラの魔除け料理の知識に興味津々で、オセオラにスパイスの効果を教わりながらカレーを作っていきます。

燐はカレーを煮込む間、皆とは離れた場所でひとり考え込んでいるようでした。そんな燐を心配した雪男は、燐に悩みを打ち明けるよう促します。

すると、燐はずっと殴ろうと思っていたサタンを殴れなかったことや、サタンと仲直りできなかったことを明かしたうえで、自分が間違っているのではないかと話し始めました。燐はこれまで悪魔を危険だと思ってねじ伏せてきたものの、実際には悪魔のことを何も知らないことから、自身の善悪の判断さえも揺らぎ始めているようでした。

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