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【青の祓魔師】28巻ネタバレ考察。ついに迎えた”サタンをぶん殴るとき”

青の祓魔師 漫画
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【青の祓魔師】28巻の解説と考察

八候王の順位

青の祓魔師,28巻

今回、八侯王の蟲の王ベルゼブブと地の王アマイモンが対・魔神封殺軍に加勢しましたが、2人が味方になったからといえども、決して対・魔神封殺軍が有利な状況になったとはいえないでしょう。

それというのも八侯王には順位があり、蟲の王ベルゼブブと地の王アマイモンは順位が高い方ではありません。

八侯王とは、8人の悪魔の王族を指す総称のこと。8人の悪魔の王族には、光の王ルシフェル、時の王サマエル、氣の王アザゼル、腐の王アスタロト、火の王イブリース、水の王エギュン、地の王アマイモン、蟲の王ベルゼブブが名を連ねています。

八侯王の順位は、以下の通りです。

  1. 光の王ルシフェル
  2. 時の王サマエル
  3. 氣の王アザゼル
  4. 火の王イブリース
  5. 水の王エギュン
  6. 腐の王アスタロト
  7. 地の王アマイモン
  8. 蟲の王ベルゼブブ

これを見てもわかるように、蟲の王ベルゼブブは8位と地の王アマイモンは7位と、八侯王の中では最弱とされています。

対・魔神封殺軍は第二権力者のメフィスト(時の王サマエル)が率いているとはいえ、氣の王アザゼル以外の全ての八侯王がサタン率いる魔神軍側についているとなると、厳しい戦いを余儀なくされることは間違いなさそうです。

しかし、現時点では氣の王アザゼルの立ち位置は判明しておらず、氣の王アザゼルの立ち回り次第では対・魔神封殺軍にも勝機が見えてくるかもしれません。

腐の王の新たな憑依体が出現⁉︎

28巻の第134話にて、1巻の第1話で悪魔に憑依された白鳥零二が再登場し、再び悪魔に憑依を許してしまいます。以前は燐の父である藤本獅郎によって祓魔され事なきを得た白鳥零二でしたが、今回は多忙で家庭を顧みない父に愛されたい一心から憑依を許してしまいました。

悪魔に憑依された白鳥零二の周囲は腐敗し、「ボクを見て、魔神(ちちうえ)」と発言しています。魔神とはサタンのことを指しますが、その魔神に”ちちうえ”とのふりがなが振られており、サタンのことを父として認識して呼ぶものは”八侯王”以外にはいません。

しかも悪魔は自分と似たものに憑依するため、白鳥零二と境遇が近いのは再生する際にサタンに足場にされた消滅した腐の王アスタロトしかいないでしょう。

他にも巻き角や魍魎(コールタール)などからも腐の王アスタロトとの関係性が窺えることからも、白鳥零二は腐の王アスタロトの憑依体だったと憶測することができます。※魍魎は、腐の王アスタロトの眷属。

創造皇の階級と賢座庁の手筈とは?

青の祓魔師,28巻

創造皇シェミハザには3つの階級があることがわかっており、賢斎(けんさい)→斎王→賢聖(けんせい)の順に階級が高くなるようです。

それぞれの階級の差や違いについては現時点では明らかになっていないものの、既にしえみは斎王の座に就いているものと考えられます。それは、28巻の第135話の賢座庁(グリゴルセデス)長官エレミヤ・ウザイとしえみの会話にて確認することができます。

奔星の扉から戻ったしえみにエレミヤ・ウザイは、斎王の儀を無事に終えたことを対する祝辞を述べました。この時点でしえみは斎王の儀を終えているうえ、24巻の第114話では歴代の賢斎が身につけていた白薔薇を託されています。

つまり、しえみは奔星の扉に入る前から既に賢斎の座に就いており、奔星の扉で斎王の儀を終えたため斎王となったと憶測することができます。

また、28巻の第135話にてメフィスト(時の王サマエル)は、賢座庁の手筈も間に合ったようだと話していますが、ここで描かれている冷蔵庫は27巻の第130話でもメフィスト(時の王サマエル)が召喚していたものです。

冷蔵庫の中からは蟲の王ベルゼブブや対・魔神封殺軍が出てきているので、この冷蔵庫はどこでもドアのような使い方ができるのでしょう。

このタイミングで冷蔵庫が開こうとしていたことからまた誰かがやって来るようですが、これは恐らく奔星の扉での試練を終えたしえみではないかと思われます。

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