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【青の祓魔師】漫画25巻ネタバレ考察。隠された燐たちの過去が明らかに。

青の祓魔師 ダーク・ファンタジー
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【青の祓魔師】漫画25巻のネタバレ前半

雪男は守る

燐は産まれた瞬間から暴れ回り、聖騎士すら捕まえるどころか、近寄ることもできずに手間取っていました。続いて産まれてきた雪男は産声も上げずに仮死状態でしたが、そんな雪男にも無理矢理サタンの片鱗がないかを確認する騎士たち。

その様子に気が付いた燐が騎士を焼き殺して雪男を助けると、その左目には炎が宿っていました。雪男の左目の魔障は、この時に燐に助けられて受けたものでした。暴走する燐の魔神の心臓は、聖騎士の焚木剣(ティソーナ)を以ってしても破壊できず、降魔剣を託された獅郎。

※降魔剣は、メフィストが150年前に造り僧侶に与えたもので、これが明陀宗の始まりとなりました。降魔剣の柄は虚無界に通じ、鞘は扉となり、2つ揃うことで魔を虚無界に封じることができます。

聖騎士らと“大水精の水牢”(オケアニデス・カルセル)を使って燐の動きを封じ、降魔剣で魔神の心臓を貫き、燐の魔神の心臓は降魔剣に封印されました。これにより、悪魔の本性と切り離された燐を破壊し続けることを聖騎士が提案しますが、そんなことをすれば第2のサタンやルシフェルのようになるとメフィストが制します。

メフィストは、そうならないようにとユリへ燐と雪男を手渡しました。

獅郎vsサタン

聖騎士に憑依したサタンは、獅郎にカラダをよこせと襲いかかります。聖騎士は憑依される瞬間、メフィストを見て”父さん”と言い残しました。獅郎に語りかけるサタンの話から、ユリの過去が明らかとなりました。

ユリを育てたオクちゃんは燐火(サタン)に憑依され、自ら首を切って祓ったというのです。まだ勝手がよくわからなかったサタンは、そのせいで力が戻るまで時間がかかったものの、全ては”本物の器“である獅郎に出会うためだったと。そしてサタンは、“ユリに愛された獅郎”になりたいと獅郎に憑依します。

ところが、獅郎はサタンに憑依されても自我を失うことなく、自らの首を切り裂いてみせました。血だらけになった獅郎(サタン)は、“おまえの好きな男になった”とユリに近寄るもユリに拒絶され気が動転してしまいます。獅郎はその隙を突いて意志を取り戻し、自らサタンを追い払いました。

ただ生きてていいんだ

青の祓魔師,25巻

燐と雪男を抱くユリの元へやって来た三賢者のシェミハザは、「サタンを呼び寄せた存在として殉じてもらいたい」と言います。燐たちとも引き離そうとするのを獅郎が止めに入り、子供を抱えたユリと共に逃げることに。獅郎は”神隠しの鍵”を使って、今はもう使われていない雪原人(イエティ)の見張り台に作った隠れ家へと向かいます。

終始具合の悪そうだったユリは、雪道を歩く中で力尽きてしまい、最期に燐と雪男に「仲良くね」と言い残し逝ってしまいました。そこで初めてユリへの想いを告白する獅郎でしたが、もう既に逝ってしまったユリに届くことはありませんでした。自分が悪いと自責の念に駆られて泣き崩れる獅郎……。

するとその時、生き残っていた雪原人が獅郎に襲い掛かります。ユリを失って生きる気力を失った獅郎は、一度は諦めたものの燐たちが雪原人に食べられそうになっているところを見て、いとも簡単に雪原人を倒し、雪原の上で泣き叫ぶ燐と雪男を見て呟きました。

「サタンの子供だって俺だって誰だっていつか死ぬそれまではただ生きてていいんだ」

出展元:【青の祓魔師】漫画25巻・第118話より引用

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